ダイダン北海道支店が空衛学会第37回振興賞技術振興賞を受賞

2023/05/15  ダイダン 株式会社 

2023年5月15日
ダイダン株式会社

ダイダン北海道支店が空衛学会第37回振興賞技術振興賞を受賞

ダイダン株式会社(本店:大阪市西区、代表取締役社長:藤澤一郎)の北海道支店が、公益社団法人 空気調和・衛生工学会「第37回振興賞技術振興賞2区」を受賞しました。これは、建設計画・設計から携わられた北海道大学 森 太郎教授との共同応募となります。

? 空気調和・衛生工学会振興賞技術振興賞について

振興賞技術振興賞は、空気調和・衛生工学と工業の振興と発展および新進の研究者・技術者を育成することを目的とするものです。

(空気調和・衛生工学会 令和4年度(2022年度)受賞業績のお知らせ

http://www.shasej.org/award/award2023/award2023.html)

? エネフィス北海道の概要

エネフィス北海道は、新しい時代のモデルとなるオフィス「人と地球が共存し、働く幸せの体現を目指したオフィスビル」をテーマに掲げ、積雪寒冷地における中小規模の普及型ZEBのプロトタイプとして建設しました。具体的には以下3つの取組みを行っています。

① ZEB ―寒冷地の自然エネルギー利用
② ウェルネス ―健康性・快適性の増進、働きやすさ
③ レジリエンス ―災害に柔軟に対応する設備的配慮

? 評価された点

① 積雪や立地を考慮した創エネルギー計画

降雪による発電量低下を抑えるため、鉛直面(東面外壁)や傾斜面(ハイサイドライト屋根・パラペット内側)を利用して、太陽光発電パネルを設置しています。

外壁を利用した太陽光発電パネル ハイサイド・パラペット内部への配置

② ZEB・ウェルネス・レジリエンスの両立

外断熱と厚みのあるRCによる保温性の確保、ハイサイドライトを利用した自然換気、地中熱利用ヒートポンプとフリークーリングなど、地域性を踏まえたZEB化技術を駆使しています。また、バイオフィリックデザインをはじめ、クラウド型自動制御・監視システム(リモビス)やイス型タスク空調(クリマチェア)を導入し、ウェルネスオフィスを実現しています。さらに、コージェネレーション設備・電気自動車・リユース蓄電池・貯水機能付き給水管などを採用し、災害対策拠点として事業継続性を一層高めています。

リフレッシュスペースの植栽 レジリエンス技術の全体概要

上記の取り組みにより、新しい時代のモデルとなる積雪寒冷地型の中小規模オフィスビルとしてZEB・ウェルネス・レジリエンスの両立を実現しました。そして、北海道では事例の少ない完全ZEB化を運用1年目で達成しています。

? 建物概要

? 所 在 地 北海道札幌市北区
? 設計・施工 株式会社NTTファシリティーズ、ダイダン株式会社
? 内装設 計 株式会社丸田絢子建築設計事務所
? 施工協 力 共立建設株式会社
? 建物規 模 延床面積 1,113.21㎡
? 構造・階数 RC造 地上2階建
? 竣 工 2021年6月

<お問い合わせ先>
ダイダン株式会社
経営企画本部 コーポレートコミュニケーション部
伊藤修一
〒102-8175 東京都千代田区富士見2-15-10
Tel:03-3261-8231
Email: PR@daidan.co.jp, itoshuichi@daidan.co.jp

以上

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