繊維専門商社の株式会社サンマリノとの資本業務提携を深化
発行済み株式を一部追加取得
~"企画・生産構造改革"をさらに加速~
経営・財務
2023年06月19日
オンワードホールディングス
株式会社オンワードホールディングス(本社:東京都中央区 代表取締役社長:保元 道宣)は、繊維専門商社である株式会社サンマリノ(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:貞永 明彦、以下「サンマリノ」)との資本業務提携をより深化させるために、同社の発行済み株式を一部追加取得しましたので、お知らせいたします。
■資本業務提携の目的
当社は、2021年よりサンマリノと資本業務提携を開始し、変化の激しい消費者のライフスタイル・ファッション市場に適応するべく、モノづくりを担うアパレルメーカーとしての根幹であり、競争力の源泉である企画・生産基盤を一層強固なものとする取り組みを進めてきました。この度、サンマリノの発行済み株式を一部追加取得することにより、企画・生産構造改革をさらに加速させていきます。
サンマリノとの取り組みを通して、「原材料調達から顧客まで一気通貫したサプライチェーンの構築」を進め、安定した企画・生産体制を構築するとともに、素材・資材調達の一元化や生産工場の選定等により、効率的な適時適品を提供する体制を整え、「顧客満足の向上」を図ってきました。特に企画部門においては、モノづくり現場との密接なコミュニケーションが増加したことなどにより、お客様に支持される商品の提供体制が構築されてきております。
また、サンマリノは、「人財の相互交流による最適なモノづくり体制の創出」を進めたことにより、当社グループ人財の有する生産ノウハウの積極的な活用に加え、生産プラットフォームである株式会社KASHIYAMA SAGAとの協業等により、事業領域と業容の拡大を実現してきました。
今後、両社は、アパレル・ファッション業界全体における生産の新しい取り組みモデルを構築すべく、商品企画・生産・物流プラットフォームであるPLM(製品ライフサイクル管理、プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)を一層推し進めていきます。モノづくりプロセスのデジタル化によるスピード化と価格の適正化を実現していくとともに、商品トレーサビリティの向上を図ることで、生産から店舗・ECサイト、そしてお客様へとつながる、余剰在庫を作らない、時代にあわせたサステナブルなモノづくり基盤の強化を目指してまいります。
■株式の一部追加取得の概要
| 株式取得日 |
2023年6月19日 |
| 異動前の所有株式数 |
4,000株(議決権所有割合:5.1%) |
| 異動後の所有株式数 |
26,800株(議決権所有割合:34.0%) |
■サンマリノの概要
| 会社名 |
株式会社サンマリノ |
| 所在地 |
東京都千代田区内幸町1-3-1 |
| 代表者 |
代表取締役社長 貞永 明彦 |
| 事業内容 |
布帛・カットソー・セーター・雑貨等の提案型OEM・ODM事業 |
| 設立 |
1975年1月 |
| 社員数 |
158名(2022年6月末時点) |
| 海外拠点 |
中国(上海)、香港、フランス(パリ)、イタリア(アッシジ) |