㈱メディセオ第24回物流環境大賞「特別賞」を受賞 ~医薬品物流における定温輸送モーダルシフトの拡大~

2023/08/16  株式会社 メディパルホールディングス 

2023年8月16日

株式会社メディパルホールディングス

(株)メディセオ第24回物流環境大賞「特別賞」を受賞
~医薬品物流における定温輸送モーダルシフトの拡大~

当社グループでは、「医療と健康、美」の流通を支える事業活動を通じてさまざまな側面から持続可能な社会の実現に向けた取組みを行っています。特に温室効果ガス排出量削減は喫緊の課題と捉え、中長期目標として温室効果ガス排出量を2030年度に50%削減(2020年度比)、2050年度にカーボンニュートラルを掲げています。

当社の連結対象の完全子会社である株式会社メディセオ(東京都中央区、代表取締役社長:今川 国明、以下メディセオという)は、日本石油輸送株式会社 様(東京都品川区、 代表取締役社長・社長執行役員:原 昌一郎)、日本貨物鉄道株式会社 様(東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 社長執行役員:犬飼 新)、日本フレートライナー株式会社 様(東京都 千代田区、代表取締役社長:峯 昭彦)、との4社共同プロジェクトにおいて物流センター間の医薬品輸送のモーダルシフト※(以下、本取組みという)に取り組んでいます。この度、本取組みが、一般社団法人日本物流団体連合会主催の第24回物流環境大賞「特別賞」を受賞しましたのでお知らせします。

※モーダルシフト:トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換すること。



1.本取組みの概要

メディセオは、2021年1月より首都圏-東北間の、また、2023年2月には新たに首都圏-関西間の基幹物流においてモーダルシフトを実施しました。

医薬品の輸送において重要となる厳格な温度管理が可能な専用コンテナの調達、列車へのコンテナ積み替えなどを含む流通工程において、上記4社がそれぞれ所有する技術・ノウハウを活用しています。

2.本取組みによる成果

(1)温室効果ガス排出量を削減
埼玉ALC※(埼玉県三郷市)から西日本物流センター(兵庫県加東市)への医薬品輸送において、従来の大型トラックによる陸送では年間約174トンの温室効果ガスを排出していました。本取組みにより、およそ70%にあたる約122トンの温室効果ガス排出量削減が見込まれます。

(2)ドライバーの労働環境改善
埼玉県から兵庫県への陸送は長時間乗務となるため、従来はドライバー2名体制や、リレー乗務体制が必要でしたが、本取組みにより、ドライバーの労働環境改善と、物流コスト削減につながります。

※ALC(Area Logistics Center):医療用医薬品や医療材料、臨床検査試薬などを扱う高機能物流センター。主に調剤薬局、病院、診療所などに商品を供給。

3.今後の展開について

関東から北海道、中部、中国、九州方面の物流センターへの医薬品幹線輸送についても、モーダルシフトの実施を検討しております。

ご参考:物流環境大賞について物流部門における環境保全の推進や環境意識の高揚等を図り、物流の健全な発展に貢献した団体・企業または個人を表彰する目的で、2000年6月、一般社団法人日本物流団体連合会により創設されました。

以上

【お問い合わせ先】
株式会社メディパルホールディングス 広報部
TEL:03-3517-5171

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