2023 年11 月28 日
プ リ ン ト ネ ッ ト 株 式 会 社
上場維持基準への適合に向けた計画に基づく進捗状況について
当社は、2022年11月25日に、「上場維持基準の適合に向けた計画書」を提出し、その内容を開示しております。2023年８月末時点における計画の進捗状況等について、下記のとおり作成しましたので、お知らせいたします。
記
○ 当社の上場維持基準への適合状況の推移及び計画期間
当社の2023年８月末時点におけるスタンダード市場の上場維持基準への適合状況は、以下の通りとなっており、流通株式時価総額については 2023 年８月に基準を満たしましたが、流通株式比率については基準に適合しておりません。当社は、下記のとおり、流通株式比率に関しては 2025 年８月末までに上場維持基準に適合するために、引き続き取組を進めてまいります。
株主数 流通株式数 流通株式時価総額 流通株式比率
当社の適合状況及びその推移
2022 年８月末時点 2,309 人 12,188 単位 7.26 億円 22.3％
2023 年８月末時点 2,381 人 13,164 単位 10.19 億円 24.1％
上場維持基準 400 人 2,000 単位 10 億円 25.0％
計画期間 ― ― ―2025 年８月末
※当社の適合状況は、東京証券取引所が基準日時点で把握している当社の株券等の分布状況等をもとに算出を行ったものです。
○上場維持基準への適合に向けた取組の実施状況及び評価（2022 年９月～2023 年８月）
１．流通株式比率の不足に対する取組の実施状況
非流通株式の保有者が保有している当社株式の売却を依頼する方向で交渉を進め、複数の保有者が株式売却を行った結果、2023 年８月末現在で24.1％まで増加しました。
２．流通株式時価総額の不足に対する取組の実施状況
流通株式時価総額を増加させるため、下記の取組により企業価値（当期純利益）の向上を図ってまいりました。
①生産性の向上
当社は、現在取り組んでいる「従業員の多能工化」をさらに推進することで、売上が増加した場合でも人員の増加を行わずに対応しうる体制の構築を進めた結果、労務費の構成比が1.4％減少し、コストの削減につながりました。
②付加価値の増大
当社は、顧客のニーズを基に商品・サービスの差別化を図り、付加価値分を商品価格に織り込むとともに、他社の動向も踏まえ、適切な価格設定を進めていきました。その結果、売上及び利益率の増加につながりました。
③株主還元策の拡充
当社の業績が堅調に推移している状況を踏まえ、2023 年８月期の期末配当を前回より２円増配の１株当たり12 円といたしました。また、より多くの株主様に保有していただくため 、従来の当社印刷通販サイト用ポイント付与を廃止し、 ＱＵＯカードの贈呈へ変更いたしました。
上記取組により、前期実績が売上高 96.3 億円、当期純利益 4.2 億円となり、増収増益となりました。株価につきましても、2022 年８月期の平均株価（期末までの３か月間の終値平均）が595.95 円だったのに対し、2023年８月期の平均株価は774.64 円と、約180 円上昇しました。その結果、2023 年８月末時点の流通株式時価総額が上場維持基準の 10 億円に到達しました。株価水準の上昇は、これらの取組が株式市場で評価されたものだと考えております。
○上場維持基準に適合していない項目（流通株式比率）の今後の課題と取組内容
流通株式比率の適合に向け、非流通株式の保有者による当社株式数の削減が課題であると考えております。
非流通株式の保有者に対しては、引き続き当社株式売却の交渉を継続しており、現時点において、複数名より売却の合意を得ております。2024 年８月末までには、上場維持基準の25％に到達する見通しです。
今後も安定して上場維持基準に充たすことができるよう、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に繋がる施策を実施してまいります。
以 上
