東映太秦映画村全面リニューアルを発表

2023/12/08  東映 株式会社 

2023.12.08

東映太秦映画村全面リニューアルを発表

当社は、2025年に開業50周年を迎える「東映太秦映画村」(株式会社東映京都スタジオに営業委託)を全面リニューアルすることを発表しました。リニューアルは2024年から段階的に実施し、2025年第1期リニューアルオープン。2028年までに全面リニューアルを目指しています。

リニューアルに先立ち、11月25日(土)、東映太秦映画村中村座内にて、発表記者会見を行いました。


【登壇者】

吉村文雄 東映株式会社 代表取締役社長 (写真:中央)

鎌田裕也 株式会社東映京都スタジオ 代表取締役社長 (写真:右より2人目)

池坊専好 華道家元池坊次期家元 (写真:一番左)

山下晃正 京都府副知事 (写真:左より2人目)

門川大作 京都市市長 (写真:一番右)


東映太秦映画村は1975年に、日本で初めて映画づくりを見学できるテーマパークとして、東映京都撮影所内に誕生し、開業から累計6500万人以上のお客様をお迎えしてきました。50周年を迎えるにあたり、社会状況や消費者ニーズの変化などに対応しながら当社ならではの時代劇の資産を活かし、よりわくわくするエンターテインメントを提供するため全面リニューアルを実施します。京都太秦地区の活性化、そして、京都の観光に大きく貢献してまいります。


■リニューアル概要

<施設名> 東映太秦映画村

<総事業費> 120億円

<スケジュール> 2024年春 第1期エリア・リニューアル工事着工(同エリア閉鎖)

2025年 第1期エリア・リニューアルオープン

※以降、順次着工

<主な内容>

【第1期リニューアル】

・新入場ゲートがオープン

・江戸時代の京都の町並みが一部オープン

・江戸時代の町並みの中に飲食/物販の実店舗が並ぶ中央通りがオープン

・新アトラクションがオープン(※現在開発中)

【第2期リニューアル】

・迫力の忍者ショーなどが観られる新たな芝居小屋がオープン

・江戸時代の京都の町並みが完成

【第3期リニューアル】

・江戸時代の世界に温浴施設がオープン


<リニューアルの方向性>

日本の「ものがたり」を世界へ

東映京都撮影所が映画制作によって培ってきた技術やオープンセットという資産、東映京都撮影所に所属する役者の演技力を基盤に、新時代の「京都」というものがたりをここで作っていきます。

変わらないものと、変わるもの。京都のまちと同じように、大切なものは残しつつ、新しいものは積極的に取り入れていき、次の50年、ここ映画村から生まれる新しい日本の「ものがたり」で、私たちは世界中を魅了していきます。


① 「観る」場所ではなく、日本の文化を誰でも気軽に「体験」できる場所へ。

京都の有名店や文化人にご参加頂き、旬の京都に出会って「体験」できる場所を目指します。

② 朝・昼・夜の3つの顔。温泉から江戸酒場まで、お子様も大人も満足できる村へ。

ファミリーから大人、また海外からのゲストまでが満足できる施設を目指し、日中の催しに夜は江戸酒場をお楽しみいただくほか、さらに江戸の世界の中に温泉を建設して、近隣のお客様にも日常的に愛される憩いの場を目指します。

③ 伝統文化の実験場へ

茶の湯、いけばな、工芸など、伝統文化や老舗が数多く存在する京都において、映画村を伝統文化の新たな「実験場」に。時代劇の役者もいる特別な空間の「映画村」で、誰もが伝統文化へのチャレンジや斬新なコラボレーションにトライできる場所を作ります。


今後、リニューアルプロジェクトの進捗は、下記の特設サイトでも発信してまいります。

特設サイト:https://www.toei-eigamura.com/renewal/

引き続き、ご注目ください。


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