EXESS-HYBRIDⅡの新版「V9.1」をリリースします。

2024/01/09  株式会社 C&Gシステムズ 

2024 年 1 月 9 日

株式会社C&Gシステムズ

EXESS-HYBRIDⅡの新版「V9.1」をリリースします。

当社(社長:塩田聖一)は、金型向け 2 次元・3 次元(2D・3D) 融合型の CAD/CAM システム、EXCESS-HYBRIDⅡ(エクセスハイブリッドツー)の新版「V9.1」(本バージョン)を 2 月よりリリースいたします。

本バージョンでは、パソコンなどのストレージ内に存在する膨大な既存データから、類似形状の製品モデルを検索する「類似ボディ検索機能(本機能)」を搭載します。本機能はディープラーニング(深層学習)の手法を用いて AI(人工知能)にデータを学習させ、指定した製品モデルや検索条件から類似した製品データを抽出します。抽出した製品データは類似性の高いモデルから順に候補が表示されるため、ユーザーは流用性が高い類似した形状の製品を素早く特定できるようになり、予想工数の見積もりや工程計画など設計者の思考プロセスを強力にサポートします。

また、工程管理システム「AIQ(アイク)」と併用することで、過去に製造した類似形状部品の受注情報や実績情報などをデータベースから容易に入手でき、機械の稼働状況や工程の進捗状況もリアルタイムに把握できるため、生産管理が体系化され、製造プロセス全体の効率が一段と向上します。

■フリーフォーム変形機能
物体を覆うスプライン空間格子を変形させることによって形状をなめらかに変形させる FFD 法(フリーフォームデフォメーション法)を使用した「フリーフォーム変形機能」を搭載します。従来法と比較してより大きな変形を行っても、面のひずみを抑制することができます。

設計現場において、検査基準面からの距離を数ミリ上げたい場合や製品輪郭が検査治具にあわないなどの要請に対し容易に面変形が行えます。複雑なパンチ・ダイ・キャビティ、コアモデルを短時間で修正でき、より設計スピードを向上させることができます。

■円筒補間と極座標補間の NC 生成
加工機の旋回軸を利用した円筒補間と極座標補間機能を搭載しました。円筒補間は、平面上に作成したパスを旋回軸中心の円筒上に巻き付けたパスを作成することができ、極座標補間は、旋回軸と移動軸の 1 軸(X,Y,Z)が同期しながら穴明けやミーリング加工の NC データを生成することができます。これにより、円筒面上の文字彫りやポケット加工、Y 軸ストロークに制限のある旋盤上での切削加工をサポートします。

■31 項目の新機能を搭載
この他、図面作成支援機能や金型設計支援機能、モデリング支援機能や CAM 機能など、31 項目の機能強化を行いました。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
http://www.cgsys.co.jp/wp-content/uploads/2023/12/PR_20240109.pdf

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