福岡縣護国神社の原木製大鳥居を守る屋根材に意匠性チタンTranTixxiiが採用

2024/04/05  日本製鉄 株式会社 

福岡縣護国神社の原木製大鳥居を守る屋根材に意匠性チタンTranTixxiiが採用

2024/04/05

日本製鉄株式会社

日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)の意匠性チタンTranTixxii®が、原木製としては日本一の高さを誇る福岡縣護国神社(福岡県福岡市中央区)の大鳥居の屋根に採用されました。

この大鳥居は、原木のタイワンヒノキで造られた鳥居としては日本一の高さとされ、昭和18年の創建時から残る鳥居であり、昭和20年の福岡大空襲でも焼失を免れ、この神社のシンボルともなっています。近年、老朽化が進み内部腐食が判明したことから、昨年9月より改修工事が行われ、今年2月に完工しました。

大鳥居は形状及び大きさから、足場を組んでの屋根のメンテナンス等が困難であり、後世に残せる耐久性と、従来の銅板葺きの趣を残した緑青仕上げを可能とした意匠性チタンTranTixxiiが選ばれました。また、屋根材を留める釘には、河南製鋲株式会社(本社、大阪府東大阪市)製チタン合金製洋釘、下地材にはチタン屋根材に見合った高耐久性を持つ、ガムスター株式会社(本社;大阪府岸和田市)製改質アスファルトシートが採用されています。

全国に社寺は約16万軒あり、建物のメンテナンス費用や職人の人手不足など維持管理に関する課題が多く聞かれます。日本製鉄は、耐食性・耐久性に優れたチタンによる長期的なメンテナンス負荷低減と、建物の耐震性向上に資する軽さに加え、加工性にも優れた意匠性チタンTranTixxiiによる施工負荷軽減などのソリューション提供を通じ、素材の面から伝統建築の継承に貢献します。

意匠性チタンTranTixxii は、独自の技術によって様々な色彩・色調を表現する、時を超えて“伝統”と“美しさ”を次世代に伝える世界初のチタンブランドです。日本の伝統的な神社仏閣をはじめとして、日本国内及び海外の著名な劇場やホテル、美術館、教会等、約700件以上の建造物に採用されてきた実績があります。

日本製鉄は、常に世界最高の技術とものづくりの力を結集し、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した活動(「11.住み続けられるまちづくりを」のターゲットである「世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する」)を通じて、これからも社会の発展に貢献していきます。

【物件概要】

  • 物 件 名:福岡縣護国神社大鳥居改修工事
  • 所 在 地:福岡県福岡市中央区六本松1丁目1
  • 設計施工:松井建設株式会社(東京都中央区新川)
  • 素 材:意匠チタンTranTixxii 緑青仕上げ
  • 板金施工:有限会社 東雲板金工業所(大分県日田市日高町)
  • 使 用 量:約0.2㌧(うち、チタン合金製洋釘4370本(約2.2kg))
  • 完 工:令和6年(2024年)2月末

(全体外観および各部位)

日本製鉄のデザイニングチタン「TranTixxii(トランティクシー)」ホームページ
https://www.nipponsteel.com/product/trantixxii/
お問い合わせ先:
総務部広報センター 03-6867-3419
チタン営業部自動車・建材室 03-6867-3948

プレスリリース一覧へ戻る

他の画像

関連業界

情報・通信業界のニュース