ニュージーランドでのホテル開発事業に着手

2024/05/16  戸田建設 株式会社 

新着情報 ニュージーランドでのホテル開発事業に着手 オセアニアへの進出により事業ポートフォリオを拡充し海外事業展開を加速

2024/05/16

戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、シンガポールの100%子会社Toda Asia Pacific Pte. Ltd.を通じ、ニュージーランドでホテル事業を展開するColwallグループのCoherent Hotel Ltd.(以下「Coherent社」)の第三者割当増資を引き受け、同社株式の過半を取得しました。観光需要の回復に伴い需要拡大が見込まれる同国でのニーズに合ったホテル開発事業に参画いたします。

※ニュージーランドの5都市で8つのホテル事業はじめ、複合商業施設、オフィスを展開する。

ニュージーランドでの新たな事業展開の理由

当社グループは、海外を重点管理事業の1つに掲げており、特に経済成長が著しいアジアに軸足を置いて事業展開を進めて参りました。一方、これまではタイ、ベトナム、インドネシアなど新興国での展開が中心で、海外事業の拡大に当たってはより安定したポートフォリオ・バランスの構築が課題でした。そこで今般新たに、先進国でありながら今後も経済成長が望まれ、国際的にも透明性ある事業環境が整ったニュージーランドでホテル開発事業に参画し、事業ポートフォリオの最適化と安定した収益基盤の確保を目指します。

観光産業はニュージーランドGDP全体の約10%を占める重要な産業セクターであり、コロナ禍後のインバウンド観光回復を進める同国にとって将来的なホテル客室不足への対応という政策課題の解決にもつながるなど、本件は自由で開かれたインド太平洋の実現を目指す両国の関係強化、ビジネス連携の深化への貢献が期待できます。

対象会社の概要

Coherent社は、ニュージーランド屈指のリゾート地であるクイーンズタウンで常に高い評価を受けるホテル Kamana Lakehouse およびレストラン Nest Kitchen & Bar を運営しています。同ホテルは、澄み渡る水面の美しさから「翡翠の湖」と称されるワカティプ湖を望む絶好のロケーションにあり、館内にはレストランやスパ、ウェディング等に対応できるファンクションルームなどの付帯施設を備え、いずれからもワカティプ湖と周囲の山々の雄大な景色を楽しむことができます。2021年5月には、コロナ後を見据えたニュージーランド・オーストラリア二国間での自由渡航再開を宣言する式典が両国首相出席のもと同ホテルを会場に行われており、クイーンズタウンを代表するホテルとしての名声を得ています。

Kamana Lakehouse概要

  • 住 所:139 Fernhill Road 9300 Queenstown New Zealand
  • 客 室 数:73室
  • 付帯施設:レストラン、バー、スパ、ファンクションルーム、駐車場
  • アクセス:クイーンズタウン空港より車で約20分
Kamana Lakehouseと新棟建設予定地 客室 レストラン スパ テラス

今後も同国への外国人旅行者は増加が予想され、2027年には2019年比30%増の550万人が見込まれており、これら旅行者の中でもとりわけハイエンド層をターゲットに、独立した低層レジデンスタイプの宿泊施設11棟の新規建設を計画しております。新ホテル棟は、スタンダードタイプの客室でも1室300m2以上を確保、ニーズに応じた分割利用も可能で全ての客室からワカティプ湖を望むことができます。各客室にはキッチン、リビングルーム、テラス、スパなどを備え、よりプライベート感を重視したラグジュアリーな滞在ニーズに向けて上質な時間と新たな体験を提案すべく2027年の営業開始を予定しております。

新ホテル棟概要(完成予想イメージ)

  • 開 業 年:2027年
  • 敷地面積:9,886m2
  • 延床面積:11,912m2
  • 付帯施設:レストラン、バー、スパ、インフィニティプール、ファンクションルーム、駐車場
ロビー インフィニティプール 外観 外観

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