東京学芸大学との「有機フッ素化合物の高感度分析法に関する基礎検討」に関する共同研究契約締結のお知らせ

2024/05/15  室町ケミカル 株式会社 

2024 年 5 月 15 日

室 町 ケ ミ カ ル 株 式 会 社

東京学芸大学との「有機フッ素化合物の高感度分析法に関する基礎検討」に関する
共同研究契約締結のお知らせ

当社は、国立大学法人東京学芸大学(以下、東京学芸大学)と、「有機フッ素化合物の高感度分析法に関する基礎検討」に関する共同研究契約を締結しましたのでお知らせいたします。

1.共同研究の背景と目的
室町ケミカルでは、医薬品・健康食品・化学品の三事業を展開しており、そのうち化学品事業では液体処理で使用されるイオン交換樹脂の販売・加工を行っています。長年培ったノウハウや分析技術を活用し、案件に応じたイオン交換樹脂の選定や装置の設計など、最適な処理方法のご提案をしています。

近年、イオン交換樹脂メーカーと共同での製品開発も積極的に行っており、現在も有機フッ素化合物(以下、PFAS)除去に適した製品の開発を進めております。

環境中のPFAS は社会的な問題として認識されており、今後の規制強化が容易に予想されます。一方、現行のPFAS 分析に用いる機器は非常に高価であり、さらに前処理にも時間を要することから、PFAS の存在を容易に監視することは困難です。

そこで、東京学芸大学の協力を得て簡便にPFAS を分析する技術を確立し、将来的な分析装置開発へつなげることを目指し、この度東京学芸大学との共同研究における契約を締結しました。

2.共同研究の概要
(1)研究題目:
有機フッ素化合物の高感度分析法に関する基礎検討
(2)研究目的:
環境水および飲料水への有機フッ素化合物の混入が問題となっている。この有機フッ素化合物を安価で高感度に定量するために必要な基礎データを取得する。
(3)研究内容:
①有機フッ素化合物の分解法に関する研究
②フッ化物イオンの高感度定量に関する研究

なお、本共同研究における当期業績への影響は軽微です。

以上

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