中期経営計画(2024年度~2026年度)の策定及び資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応に関するお知らせ

2024/05/14  天龍製鋸 株式会社 

2024 年5月 14 日
天龍製鋸株式会社

中期経営計画(2024 年度~2026 年度)の策定及び資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応に関するお知らせ


当社は、2026 年度を最終年度とする新たな3か年計画(2024 年4月1日から 2027 年3月 31 日まで)として「中期経営計画(2024 年度~2026 年度)」(以下、新中期経営計画)を策定し、本日開催の取締役会において決議いたしましたので、その概要につきまして下記のとおりお知らせいたします。なお、詳細につきましては添付資料をご参照ください。



1.前中期経営計画連結業績(2021年度~2023年度)

2021 年度実績2022 年度実績2023 年度実績3年間実績平均3年間目標平均達成率(%)
売上高(百万円) 14,390 13,530 11,935 13,285 13,473 98.6
営業利益(百万円) 2,786 1,736 1,242 1,921 1,924 99.8
営業利益率(%) 19.4 12.8 10.4 14.5 14.3 101.4

(1) 前中期経営計画初年度の 2021 年度には、売上高、営業利益、経常利益、当期利益のいずれも過去最高を記録しました。これは、コロナ禍の影響により、さまざまな産業が低調に推移した中で、巣ごもり需要によって日本の数十倍の規模といわれているアメリカやヨーロッパのDIY市場が活況を呈し、当社の主力製品である住宅資材用チップソーの売上を飛躍的に押し上げたためです。

(2) しかし、2022 年度半ばより、この特需は落ち着きを見せ始め、市場の在庫調整の影響もあり、同計画最終年度の 2023 年度には前年比大幅な売上減少となりました。また、原材料・エネルギー価格の高騰を主因に 2023 年度には大幅な利益減少となりました。ただし、流通在庫の調整も進んでおり、一部地域ではコロナ禍以前の受注水準へ戻ってきています。

(3) 上記のとおり、前中期経営計画の3年間はコロナ禍という未曽有の時期に重なったため、業績見込みに大きな狂いが生じましたので、最終年度計画は3年間の平均で当初計画を上回るものに変更しました。

2.新中期経営計画(2024年度~2026年度)の策定方針

当社は、以下の社是・経営理念のもと、最適・最良の製品・サービスを開発・製造・提供することに努め顧客の満足と信頼を獲得するとともに、就業環境の整備を図り、従業員の自己啓発を高め、多様化する市場環境に順応できる企業体質の向上や地域社会の発展に貢献し、持続可能な企業価値の向上を目指します。

社 是 「誠実と和」
経営理念 「感謝の心をもって、従業員の幸せと
株主の幸せを追求し、社会の幸せに結びつけます」

3.新中期経営計画の重点戦略

(1)前中期経営計画からの継続課題として、環境負荷の低減に寄与する新製品の開発及び既存技術の向上を追求します。

(2)CO2 排出削減を図るため新規設備投資を実施し、脱炭素生産の確立を目指します。

(3)グローバル市場に対応する販売・技術サポート体制を強化し、環境に配慮した製品及び高付加価値製品の拡販を図ります。

(4)人的資本経営、ウェルビーイング経営を実現するために、ハード・ソフト両面から就業環境の整備や健康増進策を実施します。

4.新中期経営計画における連結業績目標

2024 年度 2025 年度 2026 年度
売上高(百万円) 13,000 13,800 14,000
営業利益(百万円) 1,630 1,830 2,100
営業利益率(%) 12.5 13.3 15.0

5.新中期経営計画における資本政策及び株主還元

(1)新中期経営計画期間中の連結配当性向を 50%以上とします。(従来は 30%以上)
(2)2026 年度までにROE=4.7%、PBR=0.62 倍の達成を目標とします。
(3)新中期経営計画期間中に自己株式取得を計画しています。

2024 年度 2025 年度 2026 年度
ROE(%) 3.8 4.1 4.7
PBR(倍) 0.49 0.58 0.62

以上

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://tenryu-saw.com/ja/tenryuwp/wp-content/uploads/f8025ecb3ba74a6bc90055dcb817f18c.pdf

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