10GbE高速伝送においても画像データの損失を起こさない画像入力ボード「APX-34102」発売開始

2024/06/10  株式会社 アバールデータ 

10GbE 高速伝送においても画像データの損失を起こさない
画像入力ボード「APX-34102」発売開始

株式会社アバールデータ(以下アバール、代表:菊地 豊、本社:東京都町田市旭町 1-25-10、URL:https://www.avaldata.co.jp、E-Mail: sales@avaldata.co.jp)は、DMA 伝送に対応し、ユーザーアプリケーションへ直接画像伝送が可能な GigEvision 対応フレームグラバを開発。最大 10GbE まで取込可能な「APX-34102」を 2024 年 6 月に受注開始する。

製品名 :10GbE PCIe 画像入力ボード
型式名称:APX-34102 ※オープン価格
受注開始:2024 年 6 月
出荷開始:2024 年 8 月

■APX-34102 基本仕様
○画像入力(RJ45) :GigE Vision 1/2.5/5/10 GbE
〇画像フォーマット :8/10/12/14/16bit モノクロ/ベイヤー, 24/32/36/48bit RGB
○ch 数 :2ch PoE 対応
〇システム bus :PCIe 3.0 x4lane
〇基板サイズ :(L)187.65mm x (W)106.65mm

GigE Vision カメラはこれまで産業用製造装置/検査装置のビジョンシステムや、生産設備現場の監視用途等、幅広い分野で使われてきており、いずれの用途においても高速化、高解像度化の要求が増加してきている。一方で画像データの伝送速度が向上することから、伝送路負荷の軽減が課題となっている。

今回リリースする「APX-34102」は、DMA(ダイレクトメモリアクセス)転送方式に対応しており、OS 上のメモリを介さず、直接ユーザーアプリケーションで確保したメモリ領域へ画像データを転送する仕組みを採用している。そのためユーザーは画像伝送における CPU 負荷を管理する必要がなく、またこれにより画像データをロストする懸念も解消される。 加えて外部トリガ同期、エンコーダー信号同期等の機能も実装しており、撮像制御面でのサポート機能も充実している。Power-Over-Ethernet によるカメラ給電も可能となっている。

■ブロック図

■主な仕様
製品型式
APX-34102
品名
10GbE PCIe 画像入力ボード
画像入力インターフェース
GigE Vision (1/2.5/5/10 Gbps)
チャンネル数
2ch
PCIe Bus
PCI Express Gen3.0(8GT/s) x4lane
Power Over Ethernet
対応規格:IEEE802.3AT Type1 / Type2(制限あり)
汎用 IO
外部トリガ同期、エンコーダー同期
ストロボ信号出力 など
電源
DC+12V +5/-8%
消費電力
TBD
動作環境
温度:0~+50℃
湿度:35~80%RH (ただし結露なきこと)
外形寸法
187.65mm×106.65mm
環境対応
RoHS10 物質対応、CE
対応 OS
Windows 10 / Windows11
ソフトウェア
AcapLib2 / GenIcam 対応

■製品に関する問い合わせ先
株式会社アバールデータ 営業部
電話:046-240-6944 FAX:046-240-6945
電子メ-ル:sales@avaldata.co.jp ホームページ:https://www.avaldata.co.jp

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