7月1日(月)12時頃から17時30分頃にかけて、BtoBプラットフォームにアクセスしづらい事象が発生しておりました。
現在、事象は解消しております。原因について調査中です。ご迷惑おかけしたことをお詫びいたします。
最終更新時刻:18時46分

北陸電力とインテック、エネルギー・リソース・アグリゲーション事業に関する協業開始 ~次世代電力マネジメントによりカーボンニュートラル社会の実現に貢献~

2024/06/11  北陸電力 株式会社 

2024 年 6 月 11 日
北陸電力株式会社
株式会社インテック

北陸電力とインテック、
エネルギー・リソース・アグリゲーション事業に関する協業開始
~次世代電力マネジメントによりカーボンニュートラル社会の実現に貢献~


北陸電力株式会社(本社:富山県富山市、代表取締役社長 社長執行役員:松田光司、以下 北陸電力)と TIS インテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:疋田秀三、以下 インテック)は、エネルギー・リソース・アグリゲーション事業に関する協業について、本日、基本合意書を締結いたしました。

エネルギー・リソース・アグリゲーション事業は、分散型エネルギーリソース※1(以下、DER)を束ねてコントロールし、仮想の発電所のように機能させることで、再生可能エネルギーの活用促進、災害時のレジリエンス向上、電力システムの効率化に資するエネルギービジネスです。

北陸地域に根差した事業基盤を有する両社は、北陸電力の強みであるエネルギー事業と、インテックの強みであるデジタル技術を相互に補完し、カーボンニュートラル、持続可能な社会を目指してエネルギー・リソース・アグリゲーションを実現することで、エネルギー事業の拡大、ひいては地域経済の発展に寄与すべく、協業を開始します。

両社は、これまで、インテックのスマートホームアプリ「UCHITAS(ウチタス)」を通じて複数のエコキュートを遠隔制御する実証実験を行っており、基本的な技術確認と課題解決への取り組みに着手しています。

今後、エコキュート、蓄電池などの DER に加え、エアコン、照明などの家電製品と「UCHITAS」を連携し、遠隔・統合制御することで、家庭内の電気使用状況の最適化や電力システムの効率化など、次世代電力マネジメント※2 を実現する新しい DR サービスの検討を推進します。

また、本事業に求められるサイバーセキュリティ対策においては、本分野で関連研究と政策提言を行っている慶應義塾大学に研究拠点を置くサイバー文明研究センター※3、そして慶應義塾大学 SFC 研究所地域 ICT プラットフォームラボにおける研究成果を活用し、IEC(国際電気標準会議)の最新の国際標準動向へ対応した取り組みを推進していきます。

※1 分散型エネルギーリソース(DER):

エコキュートや蓄電池といった需要家の受電点以下に接続されているエネルギーリソース(受電、 蓄電、需要設備など)の総称

※2 次世代電力マネジメント:

太陽光発電や EV、蓄電池、エコキュートなどを組み合わせて電力需給を最適化すること

※3 サイバー文明研究センター:

2018 年から慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート内に設置し、米国と日本のインターネットエンジニアリングおよび管理情報システムの専門家を迎えたサイバー・フィジカルシステムに関する国際連携研究機関(共同センター長:デイビッド・ファーバー 博士、村井純 慶應義塾大学教授)。

以 上

別 紙:「エネルギー・リソース・アグリゲーション事業に関する協業開始について」

【本件に関するお問い合わせ先】

◆報道関係からのお問い合わせ先
北陸電力株式会社 地域共創部 報道チーム
TEL:076-405-0110
株式会社インテック テクノロジー&マーケティング本部 広報室 小川、長谷、稲垣
E-Mail:press@intec.co.jp

◆各社サービスに関するお問い合わせ先
北陸電力株式会社 営業本部 営業本部室 CN ビジネス開発チーム
E-Mail:cn_drservice@rikuden.co.jp
株式会社インテック ビジネスイノベーション事業部 ビジネスイノベーション部
担当:遠藤、大谷
E-Mail:uchitas_support@intec.co.jp

別紙

2024年06月11日
北陸電力株式会社
株式会社インテック

エネルギー・リソース・アグリゲーション事業に関する協業開始について
~次世代電力マネジメントによりカーボンニュートラル社会の実現に貢献~

背 景

近年、地球温暖化による気候変動問題への対策として、世界各国は温室効果ガス排出量削減が喫緊の課題となっており、国連事務総長も「地球沸騰化」という言葉で警鐘を鳴らしています。

日本では、政府が2050年までに温室効果ガス排出量を全体としてゼロの状態にする「カーボンニュートラル」を宣言しており、「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」(令和3年6月18日)では、産業政策・エネルギー政策の両面から、成長が期待される14の重要分野について目標を掲げています。

その一つに「次世代電力マネジメント」が定義されており、分散型エネルギーリソース(DER)の活用最適化や電力需給の最適化サービスを促進することが表明されています。

これらの次世代電力マネジメントサービスが発展することで、再生可能エネルギ―(以下、「再エネ」)の有効利用だけでなく、お客さまにとっても、家庭内の電気機器の利用が、経済性、省エネ性の面で最適化されることで、電気使用量の節約につながるとともに、災害などによる影響範囲の抑制などレジリエンス向上にも期待されています。

北陸電力とインテックの取り組み

●北陸電力の取り組み

北陸電力では、2019年以降、経済産業省資源エネルギー庁の「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業」を通じて、エコキュートを中心に、ご家庭内の家電の遠隔制御の実証を進めてきました。実証などにより得られた知見・ノウハウを基に、エコキュートリースとDRサービスを組み合わせた日本初のサービス「Easyキュート」を開始しております。本サービスは、令和6年度デマンドサイドマネジメント表彰 機器部門において最上位賞である「経済産業省資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。

●インテックの取り組み

インテックでは、R&Dとして、慶應義塾大学SFC研究所と設立した「地域ICTプラットフォーム・ラボラトリ」において、Personal Generated Data(PGD:個人が保有する機器が生成するデータの有効活用)構想に基づき、スマートホームプラットフォームを開発しております。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.rikuden.co.jp/press/attach/24061101.pdf?1718077777

関連業界