第4次中期経営計画(2024年~2028年度)の策定について

2024/06/07  大塚ホールディングス 株式会社 

2024 年 6 月 7 日
大塚ホールディングス株式会社

第 4 次中期経営計画(2024 年~2028 年度)の策定について

当社は 2024 年度を初年度とする今後 5 年間の第 4 次中期経営計画を策定しましたので、概要についてお知らせいたします。



■ 大塚グループが目指す姿

大塚グループは、Otsuka-people creating new products for better health worldwide という企業理念を軸に事業活動を進めております。社会課題を起点に新たな市場と社会価値を同時に創造するサステナビリティ経営を進めており、創業家3 代が残した企業文化である「流汗悟道」、「実証」、「創造性」を体現できる多様な人財と、トータルヘルスケア企業の多様な事業をベースに、社会環境の変化に適応し、独自の価値創造を通じて大塚の目指すWell-being な未来を創造していきます。

■ 第4 次中期経営計画(2024 年~2028 年度)

新規事業の拡大と次世代の成長を生み出す投資を促進 ~創造と成長の5 年間~

第 4 次中期経営計画は、「新規事業の拡大と次世代の成長を生み出す投資を促進 ~創造と成長の 5 年間~」と位置づけ、予防・健康増進、診断から治療までのトータルヘルスケアをコンセプトに、地球環境、女性の健康、少子高齢社会という社会課題に重点的に取り組んでまいります。

最終年度の 2028 年の連結売上収益は 2023 年比で約 4,800 億円増加し、過去最高の 2 兆 5,000 億円となる計画です。医療関連事業は、LOE*1による調整局面を短期にとどめ、グローバル 10 プラス 2*2等の成長により最終年度の売上収益は1 兆6,800 億円となる計画です。ニュートラシューティカルズ関連事業*3は、社会課題に寄り添う 3 つのカテゴリー*4を中心にライフステージに合わせた健康ソリューションを提案してまいります。各カテゴリーの更なる価値最大化に取り組み、NC 関連事業の最終年度の売上収益は6,200億円となる計画です。また、「持続的成長を支える積極的な財務戦略」を実践し、資本コストを意識した経営に取り組み持続的成長を見据えた長期的な企業価値向上を目指します。

*1. 独占販売期間終了|Loss ofExclusivity
*2. グローバル10|レキサルティ、ロンサーフ、ウロタロント、センタナファジン、uRDN、sibeprenlimab、リトゴビ、
zipalertinib、INQOVI、ASTX030、プラス2|Kisqali、Pluvicto
*3. nutrition(栄養)+pharmaceuticals(医薬品)の造語。以下、「NC関連事業」
*4. 気候環境リスク(For Climate &Environmental Risk)、女性の健康(For Women’s Health)、ヘルシアーライフ(For HealthierLife)

第4 次中期経営計画骨子

【業績目標】進化した売上・利益成長ステージの確立

? 新製品群を背景とする新しい売上成長ドライバーの確立
? LOE による調整局面を短期にとどめ、再び事業利益成長率2 桁以上の成長ステージへ

単位:億円 2023 年実績 2026 年目標 2028 年目標
売上収益 20,186 22,000 25,000
研究開発費投資前事業利益 6,204 5,800 7,200
対売上収益比率 30.7% 26.4% 28.8%
研究開発費 3,078 3,100 3,300
事業利益 3,126 2,700 3,900
対売上収益比率 15.5% 12.3% 15.6%
R&D 投資前営業CF 5,726 5,400 6,500
EPS 224.1 円 380 円 550 円
ROIC 4.8% 7.5%以上 9.5%以上
ROE 5.3% 8%以上 10%以上

為替前提 1 ドル=130 円、1 ユーロ=140 円

【事業戦略】進化した事業成長ステージの確立

? 充実した開発後期の新薬候補群から着実に上市を実現
? 過去最高水準の安定的な財務状況を背景に、3,000 億円規模の研究開発投資を継続
? 医療関連事業、NC 関連事業において、新製品・新サービスによる事業領域の拡大・深化を実現
? 事業計画実現後の新ステージでは、利益の規模と質が大きく向上

【財務方針】資本コストを意識した経営の実践

? ROIC、ROE による業績管理
? 積極的な成長投資の継続
? 株主還元の充実

■ 資料

本計画説明資料は下記の当社ホームページに掲載しております。
http://www.otsuka.com/jp/ir/library/presentation.html

以上

見通しに関する注意事項

? 本資料には、当社及び当社のグループ会社(以下当社と併せて「当社グループ」という)の財務状況、経営成績、事業等に関する将来予想の記述が含まれております。かかる将来予想は、その性質上、発生の可能性が不確定な将来の事由や環境等に左右されることから、当該記述には、リスクや不確実性が内在しております。そのため、実際の財務状況、経営成績、事業等が、かかる将来予想と大きく異なる結果となる可能性があることをあらかじめご承知願います。

? 新しい情報、将来の出来事又はその他の事由により、将来予想の記述に関し、更新又は修正が望ましい場合であっても当社は、それらを行う意図を有するものではなく、また、義務を負うものではありません。

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