三井化学産資(株)の全株式を前田工繊(株)に譲渡

2024/06/26  三井化学 株式会社 

三井化学産資(株)の全株式を前田工繊(株)に譲渡

2024.06.26

三井化学株式会社

三井化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本 修、以下「三井化学」)は、100%子会社の三井化学産資株式会社(本社:東京都文京区、社長:橘 明宏、以下「三井化学産資」)の全株式を前田工繊株式会社(福井本社:福井県坂井市、東京本社:東京都港区、代表取締役社長:前田 尚宏、以下「前田工繊」)に譲渡する契約を締結しました。株式譲渡日は 2025 年 4 月 1 日を予定しています。

なお、本株式譲渡の実行は、独占禁止法に基づく規制当局の承認、その他クロージング条件の充足を前提条件としております。

■株式譲渡の背景と目的

三井化学は長期経営計画「VISION 2030」において「未来が変わる。化学が変える。」をありたい姿に掲げ、 事業ポートフォリオの変革を基本戦略として、高成長・高収益のグローバルスペシャリティケミカル事業と、競争力のある 誘導品を中核としたサステナブルなグリーンケミカル事業の 2 つを大きな柱とする、真のグローバルスペシャリティカンパニ ーを目指しております。

三井化学産資は 1964 年の創立以来、三井化学グループの材料と技術を活かした製品・システムを提供し、総合 産業資材会社として社会に貢献してまいりました。現在、国内の土木資材、建築資材および配管資材において高いシ ェアを有し、産業資材メーカーとして確固たる地位を築いております。

一方、国内産業資材市場の成熟化や昨今の原料価格高騰など厳しい事業環境を踏まえ、土木資材を中心に産 業資材市場にて強固な事業基盤を持つ前田工繊の 100%子会社になることにより、新たな価値の創出、企業価値 の向上が期待されることから、今回の契約締結に至りました。

前田工繊は 1972 年に設立され、インフラ(社会資本)の整備・維持に携わる会社として、土木資材の製造・販売 ならびに各種繊維を原料とした産業資材および不織布の製造・加工・販売を行うことで業容を拡大しております。

本株式の譲渡により両社の保有する土木資材及び建築資材分野の製品ラインアップを拡充させ、更に市場へのアク セスを補完することにより、既存事業の拡大・強化が可能となります。加えて、前田工繊にとって新規事業となる配管資 材分野を獲得することにより、事業領域の拡大が見込まれます。?

■売却株式数、売却価額及び売却前後の所有株式の状況

売却株式数

普通株式 311株

(議決権の数:311個)

(自己株式を除く発行済株式数に対する割合:100%)

売却価額

普通株式 5,500百万円

※株式譲渡契約に基づく価格調整が未完のため、現時点では売却価額は確定しておりません。

売却後の所有株式数

普通株式 0株

(議決権の数:0個)

(自己株式を除く発行済株式数に対する割合:0%)

■三井化学産資の概要

(HP:https://www.mitsui-sanshi.co.jp/

社名

三井化学産資株式会社

所在地

東京都文京区湯島三丁目39番10号

代表取締役社長

橘 明宏

資本金

400百万円

設立

1964年10月1日

大株主および持ち株比率

三井化学株式会社 100%

事業内容

合成樹脂製品の製造、加工及び販売

土木資材、建築資材および配管資材の製造、加工及び販売

前各号の事業に附帯関連する一切の事業

■前田工繊の概要

(HP:https://www.maedakosen.jp/)?

社名

前田工繊株式会社

所在地

(福井本社)福井県坂井市春江町沖布目38-3

(東京本社)東京都港区芝公園2-4-1 芝パークビルA館12F

代表取締役社長

前田 尚宏

資本金

4,652百万円(2024年3月31日時点)

設立

1972年11月25日

事業内容

土木資材、建築資材、各種不織布の製造・販売

■今後の見通し

本件による三井化学グループ業績への影響は軽微であり、業績予想の変更はありません。?

以上

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