令和6年能登半島地震以降の志賀原子力発電所の現況について(7月4日現在)

2024/07/04  北陸電力 株式会社 

2024年7月4日
北陸電力株式会社
北陸電力送配電株式会社

令和6年能登半島地震以降の志賀原子力発電所の現況について(7月4日現在)

志賀原子力発電所は、1、2号機(定期検査により停止中)とも、外部電源や必要な監視設備、冷却設備および非常用電源等の機能を確保しており、原子炉施設の安全確保に問題は生じておりません。また、発電所に設置しているモニタリングポストの数値に変化はなく、外部への放射能の影響はありません。

令和6年能登半島地震に対する志賀原子力発電所の耐震健全性を詳細に評価しており、原子炉建屋※1および原子炉建屋内設備※2が健全であることを確認しています(4月26日にお知らせ済み)。この度、タービン建屋、海水熱交換器建屋および屋外施設(以下、「タービン建屋等※1」という)およびタービン建屋等内の設備※2が健全であることを確認したことから、その結果を取りまとめました。(添付資料1)

※1 耐震重要度が高い設備を支持する建物・構築物

※2 「止める」、「冷やす」、「閉じ込める」の機能を有する設備のうち、耐震重要度が高い設備また、2号機低圧タービンにおいて「伸び差大」警報が発生したことから、タービン・発電機の詳細点検を実施しており、発電機、高圧タービン、低圧タービン(A)の損傷状況をお知らせしています(4月26日にお知らせ済み)。前回のお知らせ以降、低圧タービン(B)、(C)および発電機の点検を実施し、前回同様、一部の損傷は確認したものの、タービンの動翼・静翼等の主要な部位には大きな損傷がないことを確認しています。損傷箇所については、必要な補修を行ってまいります。(添付資料2)

このほか、情報発信の問題点と対策について取りまとめましたので、あわせてお知らせいたします。(添付資料3)

あわせて、令和6年能登半島地震以降の志賀原子力発電所の現況について、これまでお知らせした内容を別紙1、2のとおり更新しました。

志賀原子力発電所は、復旧完了あるいは応急処置済みですが、一部時間を要する設備については、今後、計画的に復旧することとしています。

変圧器等の設備の損傷・復旧状況については、今後も引き続き、適時お知らせしてまいります。

添付資料1 令和6年能登半島地震に対する志賀原子力発電所の耐震健全性確認結果について(その2)

添付資料2 志賀原子力発電所2号機タービン・発電機点検状況について(続報)
添付資料3 情報発信の問題点と対策
別紙1 令和6年能登半島地震以降の志賀原子力発電所の現況について(7月4日現在)
別紙2 発生事象および現時点までの対応状況

参考 報告書「令和6年能登半島地震に対する志賀原子力発電所の耐震健全性確認結果について(その2)」

以 上

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.rikuden.co.jp/press/attach/24070499.pdf?1720072168

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