令和６年６月２４日
四国電力株式会社
伊方発電所３号機 原子炉補機冷却水冷却器 海水出口弁の不具合について
（続報） 通常運転中の伊方発電所３号機（定格電気出力８９万キロワット）の非管理区域において、原子炉補機冷却海水系統※１の定期切換※２を実施していたところ、閉となるべき原子炉補機冷却水冷却器３Ｄの海水出口弁の表示が完全に閉となっていないことを確認しました。
このため、本日１５時１４分、保安規定に定める運転上の制限※３を満足していないと判断しました。
なお、本事象によるプラントへの影響および環境への放射能の影響はありません。
（本日お知らせ済み）
その後、当該弁の開閉試験を実施し、開閉動作および表示に異常のないことを確認したことから、本日２０時３１分に運転上の制限の逸脱から復帰し、通常状態に復旧しました。
今後、詳細を調査します。
※１ １次系のポンプ、空調機器等に供給する冷却水を海水ポンプにより汲み上げた海水にて冷却する系統。
※２ 運転機器と待機機器の定期的な切換。待機機器の運転状態の確認等のために実施。
※３ 保安規定では、安全機能を確保するために必要な機器の台数などを「運転上の制限」として定めており、一時的にこれらを満足しない状態が発生すると、速やかに保安規定で定める措置を実施する。当該系統は、定期切換時に弁の開閉状態を確認することが要求されている。
伊方発電所３号機 原子炉補機冷却海水系統概略図
以 上
公式ページ（続き・詳細）はこちら
https://www.yonden.co.jp/press/2024/__icsFiles/afieldfile/2024/06/24/pr006.pdf