フュージョンエネルギー実現に取り組む「京都フュージョニアリング株式会社」への出資について

フュージョンエネルギー実現に取り組む「京都フュージョニアリング株式会社」への出資について

2024/07/23
丸紅株式会社

丸紅株式会社（以下、「丸紅」）は、フュージョン（核融合）エネルギー実現に向けて研究・開発を行う京都フュージョニアリング株式会社（以下、「京都フュージョニアリング社」）に出資（以下、「本出資」）しました。

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▼京都フュージョニアリング社が目指すフュージョンエネルギーが実現した社会イメージ
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核融合とは、水素のような軽い原子の原子核同士が合体し別の重い原子核になる際に生じるエネルギー生成反応です。太陽のエネルギーも核融合反応によって生み出されています。フュージョンエネルギーによる発電の過程で二酸化炭素を排出せず、また燃料は海水に含まれており無尽蔵に存在することから、脱炭素社会やエネルギー安定確保・安定供給を実現する次世代のエネルギー源として期待されています。

日本政府は昨年「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」を発表し、産官学連携によるフュージョンエネルギーの社会実装、産業化に向けた取り組みを推進しています。各国でも同様に、政府・研究機関にスタートアップなどの民間企業が加わり、フュージョンエネルギー実現に向けた研究・開発が加速しています。

京都フュージョニアリング社は、国内の大学や研究機関での長年の研究成果をベースとして、フュージョンエネルギープラントで必要な重要機器・システムの開発及びプラントエンジニアリングを一手に担っています。世界初となるフュージョンエネルギー発電システムの試験施設を建設するなど、フュージョンエネルギー実現に向けた開発を先駆的に進めており、またフュージョンエネルギー産業におけるサプライチェーン構築に取り組んでいます。丸紅は、同社の技術的優位性や将来ビジョンを評価し、本出資を決定しました。

丸紅は、本出資を通じ、京都フュージョニアリング社及びステークホルダーと協業しながら、フュージョンエネルギー分野における産業創造を目指すとともに、脱炭素社会及びエネルギー安定供給の実現に貢献していきます。