2024 年7月30日
株式会社 ほくほくフィナンシャルグループ
地域のサステナビリティ向上に向けた長期目標の新設について
ほくほくフィナンシャルグループ（取締役社長 中澤 宏）は、地域の脱炭素化をより一層促進していくため新たにGHG排出量の長期目標を設定しましたので、お知らせいたします。
記
１．目標内容について
現状
目標年度 対象
目標値
2030 年度 当社グループにおけるGHG排出量（Scope1,2）
カーボンニュートラル
長期目標の新設後
目標年度 対象
目標値
2030 年度 当社グループにおけるGHG排出量（Scope1,2）
2050 年度 投融資ポートフォリオを含めたサプライチェーン全体のGHG排出量（Scope1,2,3）
実質ゼロ
※GHG排出量の実質ゼロとは、排出量から吸収量を差し引いた合計をゼロにすることを指します。
※Scope1,2 はグループ全社の国内事業所におけるCO2排出量を指します。
当社グループは、これまで自らの事業活動や電力消費などに伴うGHG排出量を2030年度までに実質ゼロにする目標を掲げてまいりました。長期目標の新設後は、GHG削減対象を拡大し、 お取引先などで排出されるScope3も含めたサプライチェーン全体のGHG排出量を2050年度までに実質ゼロにすることを目指します。
当社グループのGHG排出量において、Scope3における投融資先企業からの排出は全体の99％以上を占めております。
地域の脱炭素化を進めていくためには、地域の自治体、企業、個人すべてが主役となって排出量の削減に取り組むことが重要であり、そのためには、自社の取り組みだけでなく、企業として事業活動を行っていく中で関係するステークホルダーとの協力が必要不可欠です。
当社グループとしても、Scope3の実質ゼロの実現に向け、ステークホルダーの皆さまとの「目的の共感」、「対話の促進」、「連携の強化」が大前提であると考えています。今回のコミットメントを通じて、当社グループが率先して大前提を具現化していくことに取り組み、地域全体の脱炭素化に向けた取り組みを今後もさらに加速させていきます。
（参考）当社グループのGHG排出量について
分類
2023 年度排出量
割合
Scope1
3,689t-CO2
0.02％
Scope2
11,796t-CO2
0.07％
Scope3（下記以外）
95,662t-CO2
0.58％
Scope3（投融資先企業からの排出）
16,392,302t-CO2
99.33％
※GHGプロトコル（温室効果ガス算定基準）に基づくScope1,2,3について
Scope1：事業者自らによる温室効果ガスの直接排出（例：社用車におけるガソリン燃焼）
Scope2：他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出（例：支店における電力使用）
Scope3：Scope1,2 以外の間接排出（例：投融資先企業からの排出）
２．当社グループの取り組みについて
当社グループでは、2022年度よりスタートした中期経営計画において、「環境分野への取り組み」を重点戦略の一つとして位置付け、持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みを進めております。
（１） 当社グループ自身の脱炭素化促進
・オフサイトコーポレートPPAを活用した太陽光発電所「ほくほくソーラーパーク」の建設
・環境配慮型店舗（ZEB店舗）の推進
・カーボンクレジットや地産地消クレジットの活用
・SX人材育成に向けた研修実施や関連資格取得奨励
（２） お取引先の脱炭素化支援強化
・サステナブル関連投融資の実行目標1.5兆円（2021年度から2030年度の累計）達成に向けた関連商品の充実化や提案
・お取引先のニーズに合わせた各種ソリューション提供企業との協業
（３） 地域の脱炭素化推進
・「サステナビリティ経営のためのGX セミナー」の開催（2023年9月）
・富山県「令和6年度富山型GX推進事業」および北海道苫小牧市「苫小牧市ゼロカーボン 支援コンサルティング事業」の受託
（４） TCFD提言への対応強化
・お取引先のGHG排出量算定支援および実排出量データの取得実現に向けた検証の実施
・CDP回答や統合報告書における積極的な情報開示
３．該当するSDGsの目標
SDGsはSustainable Development Goals の略称で、2015年に国連で採択された2030年までに達成すべき17の目標と169の具体的なターゲットを定めた「持続可能な開発目標」です。
ほくほくフィナンシャルグループは2019年4月に「SDGs宣言」を表明しました。
以 上
＜本件に関するお問い合わせ先＞
ほくほくフィナンシャルグループ ＳＸ推進部 TEL：076-423-7331
北陸銀行 経営企画部サステナビリティ推進グループ TEL：076-423-7111（代）
北海道銀行 経営企画部サステナビリティ推進室 TEL：011-233-1005
