経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis」に新機能追加、経済安全保障対策の高度化を実現

2024/08/14  株式会社 FRONTEO 

2024年8月14日

株式会社FRONTEO

経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis」に新機能追加、経済安全保障対策の高度化を実現

株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正宏、以下FRONTEO)は、自社開発の特化型AI「KIBIT(キビット)」を搭載した経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT SeizuAnalysis(キビットセイズアナリシス)」をバージョンアップし、企業における取引先・投資先企業の調査解析やデューデリジェンスの成果を蓄積して、経済安全保障対策の高度化を実現する新たな機能を実装したことをお知らせします。

今回のバージョンアップでは、多くのお客様の要望に応じる形で、主にネットワーク消し込み機能とタグ付け機能を追加しました。これにより、ユーザーは経済安全保障対策の成果やエビデンスを本ソリューションに反映させ、知見の蓄積と活用を通じた課題解決やビジネスチャンスの発掘を実現するとともに、経営層から現場までを含む企業全体での有事リスクの未然防止および長期的なBCP(事業継続計画)の実効性強化などが可能となります。

世界情勢の変容と社会構造の複雑化の中、企業では経済安全保障上の諸課題への対応が急務となっています。FRONTEOは、KIBITを活用したソリューション提供を通じ、企業における経済安全保障対策を支援してまいります。

【新機能①:ネットワーク消し込み機能】
KIBITが描出するネットワークから不要な経路をユーザーが削除し、主要箇所のみを表示させ
る機能です。経済安全保障対策では、複雑につながり合う膨大な量のサプライチェーンや株主支
配などのネットワークの解析が不可欠です。半面、そうしたつながりが多段に及ぶほど、ネット
ワーク図は広大となり、確認作業は困難となります。本機能は、経済安全保障上の懸念がないと
確認された企業などで構成される経路や、事業活動において重要度の低い経路を非表示とするこ
とで、注目すべき経路を明示し、デューデリジェンス業務の効率化および高精度なリスク管理に
寄与します。

図1:ウイグル強制労働防止法による制裁対象企業X社と起点企業A社との
Tier3における取引関係をデューデリジェンスした例

【新機能②:タグ付け機能】
ユーザーが自社の調査観点に応じたタググループおよびタグを設定することにより、特定の条件に該当する組織やそのつながりなどを容易に検索・抽出できるようにする機能です。調査過程で判明したエビデンスや対策、リスクなどの情報をテキスト形式で付与することで、経済安全保障対策の成果の蓄積・活用を促進します。

図2:自動車メーカーにおけるタググループ/タグの設定例

図3:自動車メーカーのTier1バッテリーメーカーへのタグ付け例

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2158/tdnet/2492620/00.pdf

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