理想のすまいと建築フェア2024 優良製品・技術表彰においてオフセットサイディングが「経済産業省 製造産業局長賞」を受賞

2024/09/02  ニチハ 株式会社 

2024.09.02

ニュースリリース

理想のすまいと建築フェア2024 優良製品・技術表彰においてオフセットサイディングが「経済産業省 製造産業局長賞」を受賞

ニチハ株式会社(本社:名古屋市、社長:吉岡成充)は、理想のすまいと建築フェア2024優良製品・技術表彰(主催:一般社団法人日本建築材料協会・日本経済新聞社・テレビ大阪)において、最優秀賞である経済産業省・製造産業局長賞を受賞いたしました。本賞は、優れた建築材料・住宅設備の製品・技術に対し、これを表彰することで広く社会に発信し、品質並びに施工技術の向上を図り、建築業界全体の更なる発展と向上に寄与することを目的としています。日本で唯一、経済産業省と国土交通省が認めた建築材料、住宅設備の賞となっております。このたび受賞したニチハの「オフセットサイディング」は、木材の有効利用に加え、外壁として張るだけで木材に含まれる炭素を長期間固定し、地球温暖化防止に貢献することができる外壁材として高い評価をいただきました。

「国産木材の利用を促進して、森を守りたい」そんな思いから生まれた外壁材が「オフセットサイディング」です。オフセットサイディングは、間伐材や国産木材から柱などを切り出す際に生じた端材を木材チップに加工し、セメントと混ぜ合わせた外壁材です。誕生から40年以上の実績があり、2022年度は約21万tのCO2の固定化を実現。約138万本のヒノキが30年間で吸収した量に相当します。オフセットサイディングは、高い環境性能に加え、耐火性、耐震性など外壁材に求められる高い強靱さも特長です。500種類を超える幅広いデザインバリエーションにより、数多くの建築物の外壁材として広く普及しています。
消費者の皆さまに「オフセットサイディング」を選択いただくことは、森林サイクルの促進、持続可能な森林経営に貢献、ひいてはカーボンニュートラル社会の実現に寄与します。ニチハはこれからも「オフセットサイディング」をはじめとした環境に貢献する製品・サービスの提供を通して、持続可能な社会づくりを進めてまいります。

選考委員会 講評

間伐材や国産木材から柱などを切り出す際に生じた端材を木材チップに加工し、セメントと混ぜ合わせた外壁材である。使用した木材が取り込んだ炭素を長期間閉じ込めることで、炭素固定効果に加え、森林育成や土砂災害の抑制にも寄与する環境貢献が可能な外壁材である。500種類以上のデザインバリエーションがあり、建築物の外観に合わせて多様な選択が可能である。マンション等の高さ45mまでの中高層建築物に施工できる工法を確立しており、耐震性と耐久性を備えている。セルフクリーニング機能もあり、メンテナンスコストの削減も可能である。施工が簡易である点もこの外壁材の大きな特徴であり、パネル形状のため、短時間で効率的に施工が行える。さらに、施工時に発生した端材を製造工場に持ち帰り、再び製品の原料として利用する端材回収リサイクルシステムも整備されている。これにより、無駄を最小限に抑え、持続可能な製品作りを実現している。
この製品は、時代の要請に応じた脱炭素製品として、CO2固定量証明書の発行や環境省の推進支援事業にも採択されており、環境性能とデザイン性を両立した外壁材として高く評価した。

優良製品・技術表彰2024の受賞ページはこちら

戻る

関連業界

情報・通信業界のニュース