~あいち朝日遺跡ミュージアム企画展~ 弥生時代の食事情

2024/09/18  愛知県  

~あいち朝日遺跡ミュージアム企画展~ 弥生時代の食事情

ページID:0545462 掲載日:2024年9月18日更新 印刷ページ表示

あいち朝日遺跡ミュージアム(清須市)では、弥生時代の食生活をテーマとした企画展を開催します。
稲作が広まっていった弥生時代は、狩猟採集から農耕へと、食生活にも大きな変化があったと考えられています。一方、朝日遺跡では、炭化したコメなどの種子のほかにも、コイやフナ、クロダイ、ハマグリやカキなどの魚貝類、イノシシやシカなどの動物の骨が多数出土しており、弥生時代の食の多様性という面からも様々な情報を提供してきました。
弥生時代の食生活はどのようなものだったのでしょう。本企画展では、出土した動植物や、それらを獲得する道具を紹介するとともに、弥生土器を対象とした、圧痕(あっこん)レプリカ分析※1、スス・コゲ等の使用痕分析、残存脂質分析※2等の最新の科学分析から見えてきた弥生時代の食の実態について紹介します。
この機会に皆様の御来館をお待ちしています。
※1:土器の表面に残る小さな穴にシリコンを流して型取りし、その詳細な形状を観察する分析手法
※2:当時の食生活などを復元するために、土器などの遺物に残された脂質を分析する手法

企画展「弥生時代の食事情」チラシ [PDFファイル/2.58MB]

【みどころ】

◆重要文化財朝日遺跡出土品から、食料獲得の活動に関わる石器、骨角器などの一級の資料を展示します。

◆土器に残る穀物の種子の圧痕(あっこん)※3 から、イネ、アワ、キビなどの農耕が東海地方にどのように伝播したのか紹介します。
※3 圧痕:土器作りの過程で粘土の中に混入した植物の種実や昆虫・貝などが焼成時に焼け落ちて空洞になった痕跡

◆煮炊きの使用痕の残る土器から、弥生時代の調理方法を復元します。

◆奈良国立文化財研究所国際遺跡研究室の協力のもと、朝日遺跡出土土器における残存脂質分析の最新の研究成果を紹介するとともに、分析に関わる機器やその手順を紹介するコーナーを設置します。

1 企画展​「弥生時代の食事情​」​

(1)会期
2024年10月19日(土曜日)から12月15日(日曜日)まで
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
※「あいちウィーク」(11月21日(木曜日)から11月27日(水曜日)まで)期間中の11月25日(月曜日)は開館し、11 月28日(木曜日)は休館します。

(2)開館時間
午前9時30分から午後5時まで

(3)会場
あいち朝日遺跡ミュージアム本館(企画展示室)
(愛知県清須市朝日貝塚1番地)

(4)観覧料
一般 300円(250円)、大学生・高校生 200円(150円)
※( )内は20名以上の団体料金(要事前申込み)。
※学校行事(高校以下)とその引率者、中学生以下、障がい者の方及びその付添いの方(1名まで)は無料。
※常設展も観覧できます。​
※「あいちウィーク」(11月21日(木曜日)から11月27日(水曜日)まで)期間中は、観覧料が無料です。

(5)主な展示品
以下のとおり
主な展示品(弥生時代の食事情) [PDFファイル/203KB]

2 関連講演会

(1)講演会「「朝日弥生鍋」をのぞいてみよう」

ア 日時
2024年10月27日(日曜日)午後1時30分から午後3時まで

イ 場所
あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(研修室)

ウ 内容
朝日遺跡から出土した土器100点以上を対象に、土器の胎土※4に遺された微細な有機物の分析を通して、当時土器の中に何が入っていたのか、そしてそれが土器の形や時代によってどう変わったのかを探ります。
※4 土器等を構成している土

エ 講師
庄田 慎矢(しょうだ しんや)氏(奈良文化財研究所・国際遺跡研究室長)

オ 参加費
無料

カ 定員
50人(要事前申込み)

キ 申込方法
ミュージアム窓口又はミュージアム公式Webサイト(https://aichi-asahi.jp/)の応募フォームからお申し込みください。

ク 申込期間
2024年9月18日(水曜日)から10月13日(日曜日)まで
※申込多数の場合は抽選とします。抽選の有無に関わらず、参加いただける方にはメール若しくは電話で10月18日(金曜日)までに連絡します。​

(2)講座ヒストリーカフェ「朝日遺跡、土器を巡る最近の話題」

ア 日時
2024年11月9日(土曜日)午後1時30分から午後2時30分まで

イ 場所
あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(研修室)

ウ 内容
研究者は土器をどのように見ているのか。企画展で取り上げている土器の圧痕レプリカ分析、ススやコゲなどの使用痕分析、残存脂質分析など、最新の研究方法とその成果について、実際に土器を観察しながら考えてみます。

エ 講師
原田 幹(はらだ もとき)(あいち朝日遺跡ミュージアム館長)

オ 参加費
無料

カ 定員
25人(要事前申込み)

キ 申込方法
ミュージアム窓口又はミュージアム公式Webサイト(https://aichi-asahi.jp/)の応募フォームからお申し込みください。

ク 申込期間
2024年9月18日(水曜日)から10月27日(日曜日)まで
※申込多数の場合は抽選とします。抽選の有無に関わらず、参加いただける方にはメール若しくは電話で11月1日(金曜日)までに連絡します。​

3 関連イベント

古代体験プログラム

ア 日時
2024年10月5日(土曜日)から12月22日(日曜日)までの土曜日・日曜日・祝日
午後3時から(各日1回開催)

場所
あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(体験学習室)

内容
・10月 ミニチュア石包丁づくり(所要時間45分、教材費50円)
・11月 おうちで焼ける!土器づくり(所要時間60分、教材費450円)
・12月 稲わらで正月飾りづくり(所要時間60分、教材費350円)​

エ 定員
各回先着10人

オ ​申込方法
当日、ミュージアム窓口で申込み(事前予約はできません。)

4 問合せ先

あいち朝日遺跡ミュージアム(指定管理者:朝日遺跡ミュージアム共同事業体)
住所:〒452-0932 愛知県清須市朝日貝塚1番地
電話:052-409-1467(休館日除く 午前9時30分から午後5時まで)
メール:asahi-site-museum@pref.aichi.lg.jp
公式Webサイト:https://aichi-asahi.jp/​

このページに関する問合せ先

愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室
管理グループ
電話:052-954-6782
メール:bunkazai@pref.aichi.lg.jp

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