2024 年9月20日
株式会社じもとホールディングス
新中期経営計画の策定について 当社及び当社連結子会社である株式会社きらやか銀行(以下「きらやか銀行」といいます。)と株式会社仙台銀行(以下「仙台銀行」といいます。)は、このたび、新たなグループ経営指針となる新中期経営計画(計画期間:2024年度~2026年度)を策定しましたのでお知らせいたします。
なお、本計画は、本日付で金融庁において承認となりました「金融機能の強化のための特別措置に関する法律」に基づく、当社グループの震災特例及びコロナ特例にかかる「経営強化計画」の内容を含めて おります。
以 上
1.じもとホールディングスの計画概要
1-1 経営理念と目指す姿
(1)経営理念である「宮城と山形をつなぎ、中小企業支援を通じて、地元中小企業や地域社会に貢献する」のもと、「グループの業績と信頼の回復、企業価値向上」を計画方針とし、「中小企業支援の深化」「業務変革(DX)」「経営管理」を、SBIグループと連携しながら取り組んでまいります。
(2)これらの取り組みを通じて、取引先業況の改善、グループ業績回復、公的資金返済へつなげる「共通価値の創造」の実現を目指してまいります。
1-2 ステークホルダーの期待と本計画で実現すること
大幅な赤字決算と無配、公的資金の返済見直しなどを踏まえ、ステークホルダーが当社グループへ期待 すること、本計画で実現することを明確にし、ステークホルダー目線で施策を実行してまいります。
2.きらやか銀行の計画概要
2-1 経営理念と目指す姿
(1)経営理念である「地域と共に活きる」のもと、新中期経営計画では、「きらやかの“想い”をひとつに、地元に“信頼”され、ともに将来を創る銀行」を目指してまいります。
(2)新経営陣は、「取引先の期待・信頼の回復」を重要課題に位置づけ、多額の赤字決算に至った当行の企業風土の問題を真摯に受け止め、役職員の意識と行動を変えることが必要と認識しております。
2-2 基本方針と施策 - 考動改革「意識を変える・行動を変える」 -
(1)財務基盤の強化
・地元のお客さまと膝と膝を突き合わせる「地元密着営業戦略」と、広域営業戦略を展開する「広域 展開営業戦略」を二本柱として推進してまいります。
・上記の営業戦略と共に、信用リスクをはじめとしたリスク管理をさらに徹底し、業務運営の両輪と してまいります。
(2)中小企業支援
・お客さまとの対話を通じて経営課題を共有し、課題解決型支援や再生支援を実施してまいります。
(3)人的資本
・多様化するお客さまのニーズにお応えするため、専門性の高い知識やスキルの習得など、職員の自己成長を促す環境を整備してまいります。
・人員体制の整備、人材育成、環境整備により、当行の価値を創造してまいります。
(4)ガバナンス
・ガバナンス態勢、信用リスクや市場リスクに対して、社外取締役、外部の専門家、SBIグルー プ、じもとホールディングスの知見と関与を得ながら管理態勢を強化してまいります。
(5)デジタル化
・手続きの簡略化やWEB取引の拡充を進め、お客さまの利便性向上や満足いただけるサービスの 提供を行ってまいります。
・SBIグループ連携や若手主体の業務変革プロジェクトにより、効率的な組織運営を実施してま いります。
3.仙台銀行の計画概要
3-1 経営理念と目指す姿
経営理念である「宮城県の中小企業の支援・育成」のもと、“人で勝負する銀行”を磨き、宮城県の発展のために、絶えず「チャレンジ」してまいります。
3-2 基本方針と施策 - スピード、挑戦そして進化へ -
(1)中小企業向け取引増強
・お客さまのさらなる成長につながる経営支援・預金取引等の総合取引によるソリューションを 強化してまいります。
・半導体工場建設に伴う各種対応について、プロジェクトチームを中心に本部・営業店が一体となって 推進し、地方創生につなげてまいります。
(2)DXの推進・新分野への取組み
・DXの推進を通じて、お客さまの利便性向上や業務効率化などの施策を実施してまいります。
・次期勘定系システム更改について方針を決定いたします。
(3)効率化・選択と集中
・OJTや教育体制の整備による人材育成、店舗統廃合、営業体制見直し、業務効率化による人員創出 により、営業力を強化し、市場性に応じた適切な人員配置を実施してまいります。
(4)ガバナンス・リスク管理
・適正なリスク管理を行いながら、リスク・収益・資本を勘案した資産配分により、収益力及び健全 性の向上を図ってまいります。
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https://www.jimoto-hd.co.jp/cms/view.php?no=20240920061708