2024 年9月17日
鹿児島銀行がオープン勘定系システム「BankVision」を 「BankVision on Azure」とのハイブリッド構成で稼働開始
BIPROGY は、株式会社鹿児島銀行(本店:鹿児島県鹿児島市、頭取:郡山 明久氏、以下 鹿児島銀行)にて、2011年5月から稼働しているオープン勘定系システム「BankVision」のシステム更改にあわせ、本番環境はオンプレミス、災害対策環境はマイクロソフトのパブリッククラウド「Microsoft Azure」のハイブリッド構成で2024年9月16日から稼働を開始しました。
ハイブリッド構成の採用により、鹿児島銀行においてパブリッククラウドで先行稼働していたステージング(統合テスト)環境(注)に加え、災害対策環境もクラウドを利用することで、災害発生時にも柔軟かつ容易な拡張性を持って、安定した業務継続や利用コストの最適化を実現します。
【背景】
鹿児島銀行は第9次中期経営計画において、「対話・接点・課題解決 No.1」をコンセプトに掲げており、地域に根ざす金融機関として、お客さまとの接点強化による利便性向上と課題解決に繋がるソリューションを通じて、持続可能な地域社会の実現に貢献しています。
このような中で、システム全体の最適化を推進するために業務効率化による生産性向上を目指し、システムの効率化やコストの最適化に取り組んでいます。
今回、鹿児島銀行にて採用されたハイブリッド構成は、「BankVision」として初めて稼働する構成です。これにより、災害対策環境の迅速な基盤リソースの増強に加え、Azure で稼働させることでコスト優位性を実現し、システム全体の最適化を図ります。
【ハイブリッド構成(災害対策環境のAzure基盤での稼働)における期待される効果】
1.クラウド基盤利用によるコスト抑制
災害対策環境として十分な構成を備えた Azure を利用することにより、所有型から利用型へのシフトを実現し、システムコストの低減を実現します。
2.柔軟な拡張性と安定した業務継続
Azure を利用することで、ハードウェアを調達することなく基盤リソースを迅速に増強します。これにより、災害時などの非常事態においても柔軟かつスピーディーに対応でき、本番環境と同等以上の環境で安定した業務の継続が可能です。
3.BCP(事業継続計画)の高度化を実現
災害発生時のRPO(目標復旧時間)を短縮し、BCPの高度化を実現します。
【今後の取り組み】
BIPROGY は、法改正に係る安定的なサービス提供に向けた対応と併せて、サイバーセキュリ ティーや BCP 対策の強化、多様なチャネル接続に向けた API のラインアップ拡充など、「BankVision」の高度化や機能拡張を進め、お客さまの「攻め」と「守り」の IT 戦略実現を支援していきます。
以 上
※注:ステージング(統合テスト)環境
本番環境と同様の状態でシステムの動作や不具合を検証するための環境。
■関連リンク:
・勘定系システム「BankVision」
https://www.biprogy.com/solution/service/bankvision.html
・2022 年 4 月 18 日付ニュースリリース
鹿児島銀行がオープン勘定系システム「BankVision」 の ステージング(統合テスト)環境を
「BankVision on Azure」で稼働開始
https://www.biprogy.com/pdf/news/nr_220418_2.pdf
※BankVision は、BIPROGY株式会社の登録商標です。
※その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
※掲載の情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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