2024 年9月25日
瀬戸内海の藻場および干潟の保全・再生に向けた
「瀬戸内渚フォーラム」への参画について
株式会社ひろぎんホールディングス(社長 部谷 俊雄、以下「当社」)では、地域の生物多様性・自然資本の保全に向けた取組み強化の一環として、株式会社イノカ(代表取締役CEO 高倉 葉太)および瀬戸内海地域をはじめとした各参画企業・団体との共同により本日発足した「瀬戸内渚フォーラム」へ参画しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.「瀬戸内渚フォーラム」の概要
(1)背景・目的
藻場は海藻(草)類を食べる生き物にとって重要な餌場になるだけでなく、様々な生物の生息場・産卵場・保育場になることから「海のゆりかご」とも呼ばれています。
一方で、日本全国で地球温暖化や沿岸開発など、近年の環境変化により藻場が著しく消滅する「磯焼け」という課題が発生し、「海のゆりかご」である藻場の面積が著しく減少しています。
藻場の減少が瀬戸内海で起きている現状に鑑み、「瀬戸内渚フォーラム」では、企業、アカデミア、自治体など多様なステークホルダーが連携し、瀬戸内海の藻場および干潟の保全・再生に向けた取組みを協働して実践することを目指します。
(2)主な取組み
① 現地の藻場調査(藻場と土壌)
② 海藻(草)の飼育条件の特定
③ 教育・地域貢献プロジェクト
④ 企業アセットを活用した藻場保全研究
⑤ 海藻(草)の育種
⑥ 海藻(草)を活用した開発
2.参画目的
当社グループの「環境方針」※に沿って、地域社会の一員として、瀬戸内海をはじめとする郷土の豊かな自然環境を守り、将来の世代に、より良く引き継いでいくための取組みの促進を図るため。
※「環境方針」の詳細については、当社ホームページをご参照ください。
(URL https://www.hirogin-hd.co.jp/csr/environmental-initiative/environmental-policy/index.html)
3.今後の対応方針(予定)
当社グループでは、従前より、環境保全活動の一環として、松永湾(広島県尾道市の東側に位置)における干潟の保全活動に取り組んでおります。
今後も「瀬戸内渚フォーラム」の発足・参画を契機として、同フォーラムの参画企業・団体および地域のステークホルダーとの連携・協働を深めることにより、松永湾をはじめとした瀬戸内海の里海の環境保全や水産振興等への貢献を図ってまいります。
【ご参考】松永湾における当社グループのこれまでの主な環境保全活動
? 広島銀行の近隣支店等による干潟保全活動(網掛け、耕うん等)の実施
? SNS 等を活用した広報活動の実施
? 近隣小学校への環境教育の企画・実施
? 尾道市のブルーカーボン・オフセット推進事業「尾道の海のゆりかご(干潟・藻場)再生による里海づくり」のJブルークレジットの購入
? 上記Jブルークレジット購入企業の紹介・斡旋への協力
以 上
当社グループでは、SDGsへの取組みを強化しており、関連するニュースリリースに「SDGs17の目標アイコン」を明示しています。
【SDGs(Sustainable Development Goals)持続可能な開発目標)】
2015 年9月に国連で採択された、経済・社会・環境のあり方についての2030年までの世界共通目標。
持続可能な開発のための17の目標と169のターゲットで構成。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ひろぎんホールディングス サステナビリティ統括部
サステナビリティ統括グループ
℡(082)245-5151(代表)