サトー、業務アプリをノーコードで作成できる次世代クラウドプラットフォーム開発を本格始動

2024/09/27　サトーホールディングス　株式会社　

サトー、業務アプリをノーコードで作成できる次世代クラウドプラットフォーム開発を本格始動
SaaSやDBデータ連携によりグローバル市場での競争力と事業強化を加速

2024年09月27日
サトーホールディングス株式会社

サトーホールディングス株式会社（本社：東京都港区、以下「当社」）は、ノーコードでアプリケーション作成とSaaS、DBデータ連携を可能とする次世代クラウドプラットフォームの独自開発を本格始動いたします。これに伴い、MobileLogic Sweden AB（本社：スウェーデン王国、以下「MobileLogic社」）への出資を決定しましたのでお知らせいたします。

ノーコードで業務アプリが作成できる次世代クラウドについて

当社が2010年から提供中であるオンプレミスのAEP（Application Enabled Printing）は、お客さまごとの運用環境に合わせてラベル発行をカスタマイズするソフトウェアです。これにより、プリンターは印字データを外部から受信し印字実行するだけでなく、PC不要の独立端末としても機能します。AEPにより周辺機器（例：バーコードリーダー、計量器、温度計、PLC）と直接接続し、プリンター内部で情報をラベル印字用に処理できます。当社は、このAEPをノーコードで業務アプリ作成ができるクラウドプラットフォームとして新たに開発することで拡張性を高め、また、データ連携機能を提供することで、お客さまの運用ニーズに迅速かつ効率的な対応の実現をめざします。

次世代クラウドプラットフォームによる成長戦略

当社は現在、既存事業の革新と新規事業創出に注力しています。2024年3月に公表した新中期経営計画においても、コアビジネスの増強と、自動認識ソリューションの高度化による新たな収益基盤の確立を方針として掲げています。本件はその一環であり、海外市場における成長戦略として実行いたします。
世界的にも企業経営において、クラウドファーストのIT戦略を取りクラウドベースのテクノロジーを優先的に検討する企業が増加傾向にあります。当社の商品およびソリューションにおいてもクラウド対応を拡充することで、お客さまのIT環境の変化にも柔軟に対応いたします。ERP^※1、WMS^※2、MES^※3など上位システムへのデータ連携のアプリケーションを、ノーコード・ローコードプラットフォーム上で短期間に開発・導入を可能とすることで、グローバル市場における競争力を強化いたします。
当社はクラウドプラットフォーム開発の本格始動により、ハードウェア、ソフトウェア、サプライ（タグ・ラベル・リストバンド等）、保守サービスを自由に組み合わせたサブスクモデルの開発や、データマネジメント事業の創出も視野にいれ、サトー欧州およびグローバルでの事業成長を加速いたします。

MobileLogic社について

MobileLogic社は、世界最大規模の消費財メーカーや、スウェーデン最大手のカーディーラーを顧客に持ち、提供しているクラウド基盤は北欧企業およびグローバル企業の北欧拠点に浸透しています。当社とも複数の案件実績があり、欧州拠点の子会社とコンスタントなビジネス連携を行っています。
このたびのクラウドプラットフォーム開発はMobileLogic社のコーディングレス・クラウド基盤であるLogicCenterを活用し、お客様向けのアプリ・機能・クラウドデータ管理・上位システムとのAPI連携などを実現します。当社のグローバルなクラウド運用とデータ活用の共通基盤となる予定です。