NECプラットフォームズのPOS関連事業の譲渡について

2024/09/30  NECプラットフォームズ 労働組合 

NECプラットフォームズのPOS関連事業の譲渡について

2024年9月30日
日本電気株式会社
NECプラットフォームズ株式会社

NECは、子会社のNECプラットフォームズが行うPOS関連事業について、日本みらいキャピタル株式会社(本社:東京都千代田区、以下 日本みらいキャピタル)が運営するファンドが全額を出資するSPC(特別目的会社)に譲渡することを決定しました。譲渡時期は2025年8月を予定しています。

NECプラットフォームズは、POS端末「TWINPOS(ツインポス)シリーズ」を開発・生産しNECグループ各社を通じて販売するとともに、外食業界やサービスステーション業界向けには自らPOS端末を活用したシステムを構築・提供するソリューション事業を展開しており、国内のPOS端末市場では高いシェアを有しています。

近年、あらゆる業界においてデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中、POSシステムは店舗における業務効率化やデータドリブン経営を支える基盤として重要な位置を占めており、今後もリテールテックの進展により更なる市場拡大が見込まれています。
こうした中、本事業のポテンシャルを最大化し中長期的な成長を目指すにあたり様々な戦略的オプションを検討した結果、成長戦略の策定・実行支援や大企業の子会社の独立に伴う体制構築支援などにおいて豊富な実績を有する日本みらいキャピタルのもと、そのノウハウを活用しつつ、専業会社として従来の枠を越えた事業運営を行い、競争力を一層強化していくことが望ましいと判断しました。
なお、NEC本体はじめグループ各社で行っているPOS関連事業は継続し、お客様の課題解決に向けPOSソリューションを含むデジタル技術を活用したソリューションの提供を推進します。

今回の事業譲渡では、NECプラットフォームズが設立する新会社に本事業を承継した上で、新会社の全株式を日本みらいキャピタルが運営するファンドが全額を出資するSPCに譲渡します。また、譲渡対象にはPOS端末の生産拠点であるNECプラットフォームズ白石事業所(所在地:宮城県白石市)も含まれています。なお、本事業所で生産する通信機器などPOS端末以外の製品については、NECプラットフォームズの他の事業所に生産を移管します。

本事業はNECグループから独立し、日本みらいキャピタルの豊富な経営支援ノウハウや広範かつ多様な人材ネットワークを活用することで、より機動的かつ戦略的に事業展開を進めます。大手外食・サービスステーション業界での高い市場シェアと強固な顧客関係性、長年にわたり培ってきた信頼性の高いPOSシステムの構築・運用ノウハウと実績を活かし、更なる成長を目指していきます。
今後、新会社として人手不足をはじめとする社会課題の解消や加速するインバウンド需要への対応など、お客様のリテールテック導入を支える総合的なソリューションプロバイダへと進化し、より幅広く革新的な価値をお客様に提供していきます。

以上

NECは、安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、
誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します。
https://jpn.nec.com/brand/

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