株式会社タナックとのポジティブインパクトファイナンス契約の締結について

2024/09/30  株式会社 十六銀行 

2024年9月30日

株式会社タナックとの ポジティブインパクトファイナンス契約の締結について

株式会社十六銀行(頭取 石黒 明秀、以下「当行」といいます。)および株式会社十六総合研究所(社長 佐竹 達比古、以下「当社」といいます。)は、株式会社タナック(代表取締役 棚橋 一成)とポジティブインパクトファイナンス(以下「PIF」といいます。)契約を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせします。

PIFは、当行および当社にて、事業者さまの活動が外部(環境・社会・経済)に与えるインパクト(影響)を評価(特定・分析)し、ポジティブなインパクトの創出とネガティブなインパクトの低減に資するKPIを設定のうえ、定期的なモニタリングを通じてその達成に向けた取組みを支援していくことを目的とする資金調達手段です。

当行および当社は、PIFを通じて事業者さまと共通価値の創造をはかり、ともに持続な成長を目指してまいります。



1.PIF契約概要

コース ローンコース
融資金額 100百万円
資金使途 運転資金
期 間 7年

2.企業概要

所在地 岐阜県岐阜市元町4丁目24番地
事業内容
クリスタルゲル・タフシロンゲル・メディピュールゲルの加工およびその加工品の販売
シリコーンの加工およびシリコーン加工品の販売
シリコーン製品の日本国内における販売
設 立 1996年11月
資本金 30百万円


3.インパクト評価(要旨) ※ 詳細は後掲の「評価書」をご参照ください。

特定インパクト
KPI
関連SDGs

医療の発展への 貢献
・ 2030年7月期における売上高を20億円以上とする。
(2024年7月期実績:11.3億円)

環境負荷の低減
・ 2025年7月期までにカーボンニュートラルの達成に向けた「ロードマップ」を策定する。
・ 以降は、ロードマップに従ってSBT認証に基づく温室効果ガス排出量削減目標 (Scope1およびScope2について2030年度までに2021年度比で 42%削減する)に沿って温室効果ガスの排出量を削減させる。

働きがいのある 職場環境づくり
・ 2026年7月期までに「健康経営優良法人ネクストブライト1000」認証、 2028年7月期までに「健康経営優良法人ブライト500」認証の取得を目指す。
・ 男性育児対象者の取得率100%を維持していく。
(2024年7月期実績: 対象者1名に対して取得率100%)
・ 2030年7月期における有給休暇取得率100%を目指す。
(2024年7月期実績:約80%)

以 上

【本件ご照会先:経営企画部 広報・IR室 TEL 058-266-2511】

株式会社タナック
ポジティブインパクトファイナンス評価書

2024 年9月30日

十六総合研究所は、十六銀行が株式会社タナック(以下、「タナック」)に対してポジティブインパクトファイナンス(以下、「PIF」)を実施するにあたって、同社の事業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブインパクトおよびネガティブインパクト)を分析・評価した。この分析・評価は、国連環境計画金融イニシアティブ(UNEP FI)が提唱したPIF原則および PIF 実施ガイド(モデル・フレームワーク)、ESG 金融ハイレベル・パネルにおいてポジティブインパクトファイナンスタスクフォースがまとめた「インパクトファイナンスの基本的考え方」に則ったうえで、十六総合研究所が十六銀行と共同で開発した評価体系に基づいている。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.juroku.co.jp/release/files/20240930_3.pdf

他の画像

関連業界