「スポーツ×ウェルビーイング」に係る研究を推進

2024/10/16  株式会社 三菱総合研究所 

三菱総合研究所、「スポーツ×ウェルビーイング」に係る研究を推進

早稲田大学らと共同 産業競争力懇談会が中間報告を公開

2024.10.16

株式会社三菱総合研究所

POINT

株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:籔田健二、以下 MRI)は、早稲田大学らと共同で、産業競争力懇談会(以下「COCN」)の推進テーマである「スポーツの力を活用したウェルビーイング醸成戦略」に係る研究を推進してきました。このたび10月10日に、COCNより中間報告(以下「本レポート」)が公開されました。

1. 背景

MRIは、2024年4月から、COCNの2024年度推進テーマの一つである「スポーツの力を活用したウェルビーイング醸成戦略研究会(リーダー:早稲田大学 スポーツ科学学術院 佐藤晋太郎 准教授、以下「本研究会」)」に参加しています。

早稲田大学や本研究会に参加するメンバー(スポーツ関連企業、大学等)と共同で、スポーツの力を活用したウェルビーイング醸成に向けた議論と分析を進めてきました。

2. 概要

本研究会では、人々のウェルビーイングを脅かすストレスや健康問題、コミュニティの断絶といった社会課題に対し、「社会的装置としてのスポーツの役割」に注目し、データを活用しエビデンスに基づいた「スポーツを活用した社会のウェルビーイングの実現」を目指しています。

本レポートでは、「スポーツ投資を活用した財務指標には表れないインナー&アウター政策」と、スポーツ環境の中核を担う「アスリートのウェルビーイング」を重要なテーマと捉え、今後、産官学で取り組むべき/実現すべき方向性について以下の提言を取りまとめました。

  • スポーツとウェルビーイングの共通データ基盤の設置
  • 企業スポーツの貢献を測定する指標開発支援
  • 企業スポーツに取り組む企業への税制優遇・補助金
  • 産学連携によるアスリート教育支援プログラムの展開と政府による支援
  • セカンドキャリアに向けた新たな国家資格の創出
EBPM (Evidence Based Policy Making)によるスポーツの価値評価から具体的な支援策まで、一貫した研究を進めていきます。

3. 今後の展望

MRIはこれまで、スタジアム・アリーナ等のスポーツ関連の政策提言やEBPMに精力的に取り組んできました。また、ウェルビーイングに関する研究や提言も進めてきました。本研究会の取り組みを通じて、政府・企業・学術機関等のステークホルダーとの連携をさらに深め、研究を推進します。

最終報告に向けた課題と展開

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