エアバッグ生地を活用したサステナブルなスニーカーが「2024年度グッドデザイン賞」を受賞

2024/10/16  豊田合成 株式会社 

2024年10月16日

~アシックス社との共同企画~

エアバッグ生地を活用したサステナブルなスニーカーが「2024年度グッドデザイン賞」を受賞

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豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、代表取締役社長 兼 CEO:齋藤克巳)が株式会社アシックス(本社:神戸市、代表取締役社長COO:富永満之)と共同企画した、エアバッグ生地の端材を活用したスニーカー「GEL-SONOMA15-50(ゲルソノマ フィフティーンフィフティ)」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2024年度グッドデザイン賞」を受賞するとともに、グッドデザイン賞審査委員セレクション「私の選んだ一品」にも選出されました。

当社は、リサイクルの難しいエアバッグ生地やハンドルの本革の端材をバッグやペンケースなどに生まれ変わらせるエシカルブランド「Re-S(リーズ)」の各種商品の販売を進めることで、廃棄物のさらなる低減を図っています。一方、アシックス社はシューズやスポーツウェアにリサイクル材や持続可能な天然素材の活用を推進しています。

受賞したスニーカーは、廃棄されるはずだったエアバッグの生地を活用したもので、両社が持続可能な社会の実現に向けた双方の取り組みに共感したことで2023年1月に企画が実現。今回、業種の垣根を越えたアップサイクルの取り組みや創意工夫で資材を活かすモノづくりの姿勢が評価され、受賞につながりました。

受賞したスニーカー「GEL-SONOMA 15-50」
エアバッグ生地をアッパーに採用

※ 審査委員が個人的なお気に入りや注目した受賞デザインを選び、紹介する毎年恒例の企画

<審査委員のコメント>
廃棄される資材を主材として用いて、アップサイクルのプロダクトをつくることは、材料の有効利用という観点と、もう1つユーザーにモノの廃棄の現状に関心を抱かせるという点において、社会に求められるアクションと言える。ゲルソノマ15-50は、異業種の株式会社アシックスと豊田合成株式会社の2社が組むことで製品化まで至ったアップサイクルの取り組み事例。自動車の製造工程で廃棄予定だったエアバッグ用のナイロン布地を活用し、シューズのアッパー部に転用させている。作りやすさや調達のしやすさから材料を選定するのではなく、創意工夫しながら資材を活かしていくモノづくりの姿勢に対して高い評価を集めた。

<「私の選んだ一品」選出審査委員:原田 佑馬氏のコメント>
機能性の追求だけでなく、リユースできるものはリユースする。
メーカーがみる近い未来が態度として感じられるシューズ。
履きたいのに売ってないので再発売に期待したい。

<参考>
グッドデザイン賞受賞展
「GOOD DESIGN EXHIBITION 2024」

日時:

11月1日(金)~11月5日(火)
11:00~19:00 (最終日は18:00終了)

会場:

東京ミッドタウン内各所(東京・六本木)

「私の選んだ一品」展

日時:

第1期 10月16日(水)~10月29日(火)
第2期 10月31日(木)~11月12日(火)
第3期 11月14日(木)~11月27日(水)
※各期とも11:00~20:00 (最終日は18:00終了)

会場:

GOOD DESIGN Marunouchi

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