2024年度グッドデザイン賞に4点が受賞 このうち「NIMBUS MIRAI」がグッドデザイン・ベスト100、「NIMBUS MIRAI」と「GEL-SONOMA 15-50」がグッドデザイン賞審査委員セレクション「私の選んだ一品」に選出

2024/10/16  株式会社 アシックス 

アシックス、2024年度グッドデザイン賞に4点が受賞 このうち「NIMBUS MIRAI」がグッドデザイン・ベスト100、「NIMBUS MIRAI」と「GEL-SONOMA 15-50」がグッドデザイン賞審査委員セレクション「私の選んだ一品」に選出

2024.10.16 PRESS

アシックスは、このたび、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2024年度グッドデザイン賞」に4点が受賞し、このうち「NIMBUS MIRAI(ニンバスミライ)」がグッドデザイン・ベスト100※1に、「NIMBUS MIRAI」と「GEL-SONOMA 15-50(ゲルソノマ フィフティーンフィフティ )」がグッドデザイン賞審査委員セレクション「私の選んだ一品」※2に選出されたのでお知らせします。

※1 2024年度グッドデザイン賞受賞対象の中で、審査委員会により特に高い評価を得た100件です。

※2 2024年度グッドデザイン賞審査委員が選ぶ、個人的なお気に入りや気になる受賞デザインを、審査委員のコメントとともに紹介するグッドデザイン賞の人気企画です。今回は87点が選出されています。

〇「グッドデザイン・ベスト100」受賞商品


・ランニングシューズ 「NIMBUS MIRAI」/品番:1013A138

アシックスを代表するクッション性を重視した高機能モデルのひとつで、シューズの構造や各部位の役割を検証し、従来と同等の品質や性能を保ちながら、各素材をリサイクルできるようにしたのが特徴です。ランナーとともに環境への意識を高めていけるよう、使ったシューズを回収する取り組みも同時に行います。

<審査委員の評価コメント>

ランニングシューズの機能性は、多くのメーカーが追求し続けている。しかしそのシューズを履き終えた未来まではデザイン出来ているだろうか。毎年大量に生産され、その95%がゴミとして埋め立てられたり、焼却されたりしているという現状を受け止め開発された『ニンバスミライ』は、エポックなプロダクトになるだろう。容易に解体しやすい接着剤を開発したことや、同一素材で製造されていること、回収し自社でリサイクル環境を整備したことに評価が集まった。忘れてはいけないのが履き心地だが、非常に軽く履いているというよりも包まれているような感覚で、走り出したくなるものに仕上がっている。今後、すべてのシューズが同じサイクルに入れるような入口をデザインしたプロジェクトに、有機と勇気を感じる。

【グッドデザイン賞審査委員セレクション「私の選んだ一品」】

<「私の選んだ一品」選出審査委員:プロダクトデザイナー/濱田 芳治氏のコメント>

一般的なシューズには多様な素材が使われ、それらが接着剤で留められているため、素材毎に分別リサイクルができない。アシックス NIMBUS MIRAIはアッパー部分とソール部分を簡易に分別できる接着手法を新たに開発するなど、シューズのリサイクルにおける新たな可能性を社会に提示している。

<商品ページ>

https://www.asics.com/jp/ja-jp/nimbus-mirai/p/1013A138-100.html#:~:text=NIMBUS?msockid=02e542cec61f67a51997569ec7a86637

〇グッドデザイン賞受賞商品

・スニーカー「GEL-SONOMA 15-50」/品番:1201A727

日本の大手自動車部品メーカーの豊田合成株式会社が廃棄を予定していたエアバッグの生地を再利用したシューズです。

<審査委員の評価コメント>

廃棄される資材を主材として用いて、アップサイクルのプロダクトをつくることは、材料の有効利用という観点と、もう1つユーザーにモノの廃棄の現状に関心を抱かせるという点において、社会に求められるアクションと言える。ゲルソノマ15-50は、異業種の株式会社アシックスと豊田合成株式会社の2社が組むことで製品化まで至ったアップサイクルの取り組み事例。自動車の製造工程で廃棄予定だったエアバッグ用のナイロン布地を活用し、シューズのアッパー部に転用させている。作りやすさや調達のしやすさから材料を選定するのではなく、創意工夫しながら資材を活かしていくモノづくりの姿勢に対して高い評価を集めた。

【グッドデザイン賞審査委員セレクション「私の選んだ一品」】

<「私の選んだ一品」選出審査委員:デザイナー/原田 祐馬氏のコメント>

機能性の追求だけでなく、リユースできるものはリユースする。メーカーがみる近い未来が態度として感じられるシューズ。履きたいのに売ってないので再発売に期待したい。

【グッドデザイン賞】

・スケートボードシューズ「GEL-SPLYTE(ゲルスプライト)」/品番:1201A980

ストリートスタイル向けに開発しており、ベロ部が左右に割れた「スプリットタン構造」によるクイックな足入れと、優れたフィッティングが特徴です。また、バスケットボールシューズ「GEL-PTG(ゲルピーティージー)」のソールをスケートボード仕様にチューンナップし、クッショニングと着地時の足の安定性をアシストします。リサイクル素材を使用したアッパーは、補強部を三本ステッチで縫い合わせるなど耐久性も考慮した仕上がりになっています。

<審査委員の評価コメント>

新しいタング構造は、トリック時にボードが接触しやすい足首前方の保護を実現すると同時に、足首のホールドにも寄与している。スケートボード特有の硬い路面による踵への衝撃についても、GELソールが緩和してくれる。競技にフォーカスした高バランスのシューズとして高く評価された。

<商品ページ>

https://www.asics.com/jp/ja-jp/gel-splyte/p/1201A980-001.html?width=STANDARD

・サッカーシューズ「DS LIGHT PRO SERIES(ディーエスライトプロシリーズ)」/

品番:1103A095、1103A111、1103A110

フィット性に優れた天然皮革をアッパー前部に採用し、ステッチを施すことで伸び止め効果を発揮します。ソールのかかと部には走行時に効果を発揮するように「衝撃緩衝機能fuzeGEL(フューズゲル)」を搭載し、着地時の衝撃を緩衝します。ソールには土でも削れにくい耐摩耗ウレタンを採用しています。

<審査委員の評価コメント>

サッカーはボールを蹴るより、ほとんどがグラウンドを走っているスポーツであるという視点から、従来の「蹴る」ことだけでなく、「走る」ことにも注力した細やかなデザインの配慮が見られる。踵にはアシックス独自のGELが入っていることで、ランニング時に疲労が出やすい踵を守ってくれたり、足への負担軽減を計算してスタッズ径をそれぞれ変えているなど、見えないところまでを徹底してデザインしていることに評価が集まった。特に中高生に向けた製品ということもあり、部活動の長時間練習に向き合い、選手の足幅や成長に合わせて形状を選べるなど、今まで我慢していたところに手が届くスパイクとして、新しい定番感のあるプロダクトとなっている。

<商品ページ>

https://www.asics.com/jp/ja-jp/ds-light-pro/p/1103A095-100.html#:~:text=%E5%93%81%E7%95%AA%20:%201?msockid=02e542cec61f67a51997569ec7a86637

〇グッドデザイン賞のウエブサイト

http://www.g-mark.org/

GOOD DESIGN EXHIBITION 2024

会期:11月1日(金)から11月5日(火)

時間:11:00〜19:00(最終日は18:00閉場)

会場:東京ミッドタウン各所(ベスト100展示はB1Fホール)(入場無料)

〇「私の選んだ一品」展について

会期:第1期「わたしの一品」 10月16日(水) ~10月29日(火)

第2期「ささえる一品」 10月31日(木) ~ 11月12日(火)

第3期「みんなの一品」 11月14日(木) ~11月27日(水)

時間:11:00~20:00(各期の最終日は18時閉場)

会場:GOOD DESIGN Marunouchi (入場無料)

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