移動型出店ソリューション「HAKOSOL」販売開始

2024/10/16　パナソニックホールディングス　

2024年10月16日

トレーラーハウスと設備を組み合わせ、店舗としてパッケージ提案

移動型出店ソリューション「HAKOSOL」販売開始

商圏調査など店舗立地の開拓も支援

パナソニック産機システムズ株式会社（本社：東京都墨田区）は、小売業や飲食業などに向けて、トレーラーハウスを活用した新たな店舗形態を開発し、移動型出店ソリューション「HAKOSOL（ハコソル）」として、2024年11月より受注発売を開始します。

本ソリューションは、店舗向けトレーラーハウスに、空調や照明、冷凍・冷蔵ショーケース、監視カメラなどの業務用設備を、要望に応じて組み合わせてレイアウト設計し、トレーラー店舗としてパッケージで提案するもので、商圏調査など店舗立地の開拓から、トレーラー店舗の設計・提案、生産・手配、施工・搬送・試運転、点検・保守まで、全面的にサポートするソリューション事業です。

店舗立地の開拓は労力がかかる上、資材や燃料の価格高騰、現場での職人不足などを背景に建設費や人件費が上昇しており、新規出店は簡単ではありません。新たな店舗形態であるトレーラー店舗は、遊休地や狭小地、広すぎる駐車場、期間限定の場所など、これまで出店の対象ではなかった店舗立地を開拓することができます。また車両であるため、出店・閉店・リロケーションが柔軟かつ戦略的に行え、投資の最大化に貢献します。イベント等の期間限定出店や被災地支援としての活用も容易です。閉店する場合も、解体する必要がなく、店舗をそのままリロケーションできるので、廃棄物を出しません。トレーラー店舗の運営を通してサーキュラーエコノミーに取り組むことでESG経営の実現にもつながります。

当社は今後も、食品小売業や外食業を取り巻く環境に応じた製品開発とソリューション提案に積極的に取り組んでいきます。

なお、2024年10月16日（水）から18日（金）まで、東京ビッグサイトで開催予定の「東京トレーラーハウスショー2024」（主催：東京トレーラーハウスショー実行委員会）において、20フィートタイプを展示しています。

＜主な特長＞

1. トレーラーハウスと設備を組み合わせ、パッケージで提案

2. 出店の企画段階から保守・点検までトータル支援

【背景】

日本のトレーラーハウス市場は急拡大しており、注目の市場です。ホテルや別荘、グランピング施設、店舗としての利用が増加しており、当社は、数年前より、トレーラーハウスを活用した事業の検討を進めてきました。

国内には、固定店舗には向かない狭小地や広すぎる駐車場など、活かされていない遊休地が多く存在しています。それらを当社の顧客である小売業や飲食業の新たな出店ロケーションとすることができれば、トレーラーハウスでの店舗展開の可能性が広がると考えました。

【トレーラーハウスについて】

トレーラーハウスとは、タイヤのついた金属製フレーム（シャーシー）に乗っていて、車で牽引して移動させることができる「車両扱いの建物」のことで、設置して使用します。トレーラーハウス自体にはエンジンはなく自走できませんが、公道を利用して移動させるために車検を受ける必要があります。

当社は、株式会社ヒーローライフカンパニー（本社：東京都港区）と共同開発した20フィートと40フィートの2タイプを販売する予定です。公道を走行するため道路運送車両の保安基準^（※）に沿った大きさですが、設置時に内側から押し出すことで室内を拡張できる仕組みになっています。

※「道路運送車両法」において定められている、自動車の構造や装置についての安全確保及び環境保全上の技術基準のこと

【主な特長】

1. トレーラーハウスと設備を組み合わせ、パッケージで提案

店舗向けトレーラーハウスに、空調や照明、冷凍・冷蔵ショーケース、監視カメラなどの業務用設備を、要望に応じて組み合わせてレイアウト設計し、トレーラー店舗としてパッケージで提案します。

＜設備例＞

2. 出店の企画段階から保守・点検までトータル支援

「HAKOSOL」は、店舗立地の開拓・選定から、トレーラー店舗の設計・提案、生産・手配、施工・搬送・試運転、点検・保守まで、出店企業をトータルで支援します。

出店の企画段階（店舗立地の開拓）においては、当社が保有する人流データを活用した商圏分析によって、最適なロケーションの提案から用地取得や賃貸のマッチングまでをサポートします。

≪トレーラー店舗の出店トータルソリューション≫

【仕様】

【ヒーローライフカンパニーの会社概要】

社名	株式会社ヒーローライフカンパニー
代表者	代表取締役日崎哲仁
本社	東京都港区芝大門
事業内容	トレーラーハウスの設計製造販売ほか
設立	2005年