第3次産業活動指数(2024年8月分)

2024/10/17  経済産業省 

結果の概要【プレス情報 2024年8月分】

(2024年10月17日発表)

第3次産業活動は、一進一退。

  • 2024年8月の第3次産業活動指数は、102.7、前月比1.1%の低下となった。
  • 広義対個人サービスは同0.7%、広義対事業所サービスは同0.8%のそれぞれ低下となった。
  • 総じてみれば、第3次産業活動は、一進一退で推移している(基調判断を据え置き)。

最新の指数の解説

2024年8月のサービス産業活動は、「医療,福祉」、「運輸業,郵便業」などの業種が低下したことから、前月比マイナス1.1%と2か月ぶりの低下。8月時点の基調判断は、「一進一退」に据え置き。

2024年8月のサービス産業活動は...(最新の指数の解説へ)

2015年=100
季節調整済指数 原指数
指数 前月比(%) 指数 前年同月比(%)
第3次産業活動指数 102.7 -1.1 101.2 0.7
広義対個人サービス 102.6 -0.7 103.4 0.6
広義対事業所サービス 102.9 -0.8 99.2 1.0

業種別動向

内訳の大分類業種では、11業種中、医療,福祉など10業種が低下、金融業,保険業が上昇。

表1.第3次産業総合を大きく動かした業種と主な要因
業種名 主な要因
低下方向に影響した業種
医療,福祉
運輸業,郵便業 道路貨物運送業は、一般貨物自動車運送業、宅配貨物運送業が前月の上昇の反動もあり低下。運輸に附帯するサービス業は、こん包業や港湾運送業などが低下。
情報通信業 情報サービス業は、内訳の受注ソフトウェアが前月上昇の反動などから低下。通信業が、当月は低下。
卸売業 その他卸売業(機械器具を除く住関連卸売業)は、化粧品の海外取引の減少などから低下。「建築材料,鉱物・金属材料等卸売業」は、製造業の生産活動の低下に伴う販売減などから低下。
上昇方向に影響した業種
金融業,保険業 保険業は、生命保険業、損害保険業ともに上昇。「金融商品取引業,商品先物取引業」は、流通業務が株取引が活発であったことなどから上昇。
表2.大分類業種の前月比と寄与度
単位:%
業種名 前月比
(寄与度)
前年同月比
寄与した主な内訳業種
<低下業種>
医療,福祉 -2.4
( -0.35 )
0.6
運輸業,郵便業 -3.1
( -0.30 )
-0.4
道路貨物運送業
運輸に附帯するサービス業
情報通信業 -1.5
( -0.15 )
0.7
情報サービス業
通信業
卸売業 -1.2
( -0.13 )
-1.0
その他卸売業(機械器具を除く住関連卸売業)
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業
生活娯楽関連サービス -1.1
( -0.11 )
2.3
洗濯・理容・美容・浴場業
事業者向け関連サービス -0.6
( -0.06 )
0.7
技術サービス業
職業紹介・労働者派遣業
不動産業 -0.7
( -0.05 )
0.7
不動産取引業
電気・ガス・熱供給・水道業 -0.7
( -0.03 )
0.0
電気業
小売業 -0.1
( -0.01 )
0.4
その他の小売業(別掲を除く住関連)
機械器具小売業
物品賃貸業(自動車賃貸業を含む) -0.3
( -0.01 )
-0.5
<上昇業種>
金融業,保険業 1.8
( 0.19 )
3.2
保険業
金融商品取引業,商品先物取引業
(注)
  1. 業種は第3次産業総合の前月比への寄与度の大きい順に掲載しています。
  2. 寄与度とは、あるデータ全体の変化に対して、その構成要素である個々のデータの変化がどの程度貢献しているかを示す指標です。

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最終更新日:2024年10月17日

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