口永良部島の噴火警戒レベルを2へ引下げ

2024/10/18  気象庁 

口永良部島の噴火警戒レベルを2へ引下げ

報道発表日

令和6年10月18日

概要

本日(18日)11時00分に口永良部島の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き下げました。

本文

口永良部島では、主に古岳火口付近を震源とする火山性地震が4月に入り多い状態で経過したため、4月13日に噴火警戒レベル3へ引き上げました。

その後、8月中旬頃から、主に古岳火口付近を震源とする火山性地震は減少し、その他の観測データにも活発化を示す特段の変化は認められません。火山活動に低下傾向が認められますが、火口付近の浅いところでやや活発な地震活動が継続しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出も少ないながら続いています。

これらのことから、口永良部島では新岳火口及び古岳火口から1kmを超え、また西側は新岳火口から2kmを超えて影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低くなったと考えられるため、本日(18日)11時00分に口永良部島の噴火警戒レベルを3から2に引き下げました。

引き続き、新岳火口及び古岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、西側は新岳火口から概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。

問合せ先

気象庁 地震火山部 火山監視課 碓井

電話:03-6758-3900(内線5184)

資料全文

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