樹木葬の消費者全国実態調査(2024年)ー873人の購入者のうち653人、約75%が「継承の課題」を理由に樹木葬を選択ー

2024/10/18  株式会社 鎌倉新書 

樹木葬の消費者全国実態調査(2024年)ー873人の購入者のうち653人、約75%が「継承の課題」を理由に樹木葬を選択ー

2024/10/18

調査レポート

当社が運営する相続情報サイト「いいお墓」は、「第2回 相続手続きに関する実態調査(2024年)」の調査結果を発表しました。

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*調査結果の引用をご希望の方は、「申請フォーム」までご連絡ください。

調査実施の背景

当社が運営する日本最大級のお墓に関するポータルサイト「いいお墓」では、約20年間で累計約100万件の「お墓」に関するご相談を承ってまいりました。その間にも社会は目まぐるしく変化し、合わせるように人々の「お墓」に関する価値観も変容しています。

元々、お墓と言えば「〇〇家之墓」と彫刻された墓石型のお墓(一般墓)を先祖代々継いでいくのが一般的でした。しかし、現在、ライフスタイルや嗜好を取り入れた選択をされる人が急増し、「愛犬と一緒に入れるお墓を探したい」「費用を抑えたシンプルなお墓がほしい」などのニーズも多くなってきました。

中でも、ここ数年、人気があるのが樹木葬(墓域内を樹木や草花で飾ったお墓)で、当社が先立って発表した「第15回お墓の消費者全国実態調査(2024年)」においても約半数(48.7%)の方が選択しています。

今回の調査では、これからお墓探しを始める方の一助となるべく昨今人気のある「樹木葬」を購入した方の声をお届けします。


調査概要

調査名 :樹木葬の消費者全国実態調査(2024年)
調査対象:2023年1月~同年12月にお墓探しの総合情報サイト「いいお墓」経由でお墓を購入した方のうち購入したお墓の種類を「樹木葬」と回答した方
調査期間:2024年1月19日(金)~1月31日(水)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:873件(全体1,791件)

*回答結果(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値が100%にならない場合があります。
*「いい相続」経由で専門家(行政書士または税理士)との無料面談を行った方にアンケートを送付し、回答結果を集計しています。


調査トピックス

1.樹木葬を選んだ理由に「継承の課題」を選んだ人が74.8%
2.公園タイプと庭園タイプの購入者が多く、タイプ別の平均金額に大きな差異はなし
3.「最初から合祀される」樹木葬が18.7%、合祀されるまでの期間は回答が割れる結果に
4.お墓参りの頻度については8割が「半年に1回以上」と回答


調査結果

こちらより全文をご覧いただけます。

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まとめ

今回、当社では初めて、樹木葬に特化した調査結果を発表いたしました。これまでの調査では、樹木葬の購入者数が2020年に一般墓を上回り、2023年には過半数を超えるという大きな変化が起きていました。こうした変化は、当時から社会構造の変化が影響していると予測されていましたが、今回の調査では、購入理由の第一位が「継承の課題」であることから、少子化やおひとり様といった社会背景がさらに強く影響していることが浮き彫りとなりました。

また、樹木葬には里山タイプや公園タイプ、庭園タイプなどのタイプがあり、今回の調査ではそのうち公園型や庭園型のタイプを選んだ購入者が多いことが明らかになりました。さらに、合祀までの期間も多様であるため、購入前には樹木葬の種類はもちろん、細かな契約条件についても十分に確認し、比較検討することが重要です。

今後も当社は、変わりゆく社会構造や消費者の価値観の変化に対応し、多様なお墓の選択肢について、調査と情報提供を行ってまいります。ユーザー一人ひとりが納得のいく選択ができるよう、私たちは引き続きサポートしていく所存です。


本件に関するお問い合わせ先

株式会社 鎌倉新書 広報担当
〒104-0031 東京都中央区京橋2-14-1 兼松ビルディング 3階
TEL:03-6262-7185
MAIL:pr@kamakura-net.co.jp
問合せフォーム:https://www.kamakura-net.co.jp/contact/
調査結果の引用をご希望の方:https://www.kamakura-net.co.jp/contact/cite-contact/



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