社会貢献トピックス
「SDレビュー2024」を開催
2024年9月13日~22日、株式会社鹿島出版会が主催する「SDレビュー2024」が開催されました。会場となった代官山ヒルサイドテラス(東京都渋谷区)には3,471名が来場しました。今年6月に逝去された建築家・槇文彦氏の発案で1982年に始まった「建築・環境・インテリアのドローイングと模型」の展覧会です。「実施を前提とした設計中ないしは施工中の建築、屋外空間、インテリア作品」という条件で広く一般から募集。近年は、国内のみならず海外からも応募があり、若手建築家の登竜門としての地位を築いています。
作品展示の様子
作品展示の様子
会場には177点の応募作品から一次審査を通過した13点の入選作品が展示されました。審査員は、青木淳氏(京都市京セラ美術館館長)、中山英之氏(東京藝術大学教授)、山田憲明氏(山田憲明構造設計事務所代表取締役)、金野千恵氏(京都工芸繊維大学特任准教授)が務め、アドバイザーには昨年に続き、建築家の槇文彦氏と隈研吾氏を迎えました。
開催に先立ち9月12日に行われたオープニングレセプションでは、各審査員と隈研吾氏からSDレビューの意義が語られるとともに、入選者へメッセージが贈られました。また、会場では入選者が、アイデアや工夫にあふれた、作品への熱い想いを語る場面が見られました。
また、10月3日~26日には、5年ぶりとなる京都展が京都工芸繊維大学 美術工芸資料館(京都市左京区)で開催されました。
入選作品の中から槇賞、鹿島賞、朝倉賞、SD賞が選定され、2024年12月に刊行予定の書籍『SD2024』に、受賞作品、入選作品の詳細や審査評が掲載されます。
オープニングレセプション
作品を説明する入選者