Saarstahlの大規模電気製鋼所向け変電所建設を受注【Primetals Technologies, Ltd.】

2024/10/24  三菱重工業 株式会社 

ロンドン2024年10月 24日

Saarstahlの大規模電気製鋼所向け変電所建設を受注

  • 電力網と電気アーク炉プラントを結ぶ変電所
  • 稼働開始は2026年8月を予定

プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は、Saarstahlのドイツ、フェルクリンゲンにある拠点向け変電所新設工事を受注しました。 今後稼働を開始する電気アーク炉プラントと電力網を結ぶ設備となります。 稼働開始は2026年8月の予定です。

プライメタルズ テクノロジーズは、電圧を110kVから35または10.5kVに変換する変電所を設計、供給、建設します。 110 kVのガス絶縁開閉装置、200MVAの変圧器3台、40 MVAの変圧器1台のほか、 35 kVのガス絶縁開閉装置、10.5 kVの空気絶縁開閉装置も含まれ、 SCADAシステムが状態を詳細に監視します。

長年にわたる協力関係

プロジェクトの第一段階で当社は、最適な変電所技術を提示するための包括的な調査を実施しました。 当社とSaarstahlの長年にわたる関係と、当社がプラントに近いザールブリュッケンにもオフィスを持っている利便性が本件の受注につながりました。

本件の受注はまた、プライメタルズ テクノロジーズが従来のプラントエンジニアリングや建設プロジェクトだけでなく、世界中のお客様に同様の大規模エネルギーシステムを長年提供してきた知識と専門性を活かし、主要なエネルギー供給プロジェクトを遂行する能力があることを裏づけています。

DillingerとSaarstahlはともにヨーロッパを代表する鉄鋼メーカーであり、両社の製品は、フランスの日刊紙「ル・モンド」の本社ビルやロンドンで最も高い建物である「トゥエンティトゥー」などの重要な建築物に使用されています。また、ヨーロッパの高速鉄道の軌道や、ヨーロッパで製造される車両の大部分にも採用されています。 両社は「Pure Steel +」プログラムを通じて、2045年までにカーボンニュートラルを達成することを目指しており、総額26億ユーロの資金を確保しています。?

最近、当社は、Dillingerとその子会社ROGESA向けにDRIプラントを含む新しい生産施設や、2基のツインレードル炉を合わせ持つEAF Ultimate電気アーク炉プラントを供給する契約をMidrex Technologiesとともに締結しました。

ドイツ、フェルクリンゲンにあるSaarstahlの敷地内にプライメタルズ テクノロジーズが大規模変電所建設を予定している場所 (写真著作権: Uwe Braun, SHS - Stahl-Holding-Saar)

プライメタルズテクノロジーズPrimetals Technologiesは本社を英国・ロンドンに置き、金属鉄鋼産業におけるエンジニアリング、プラント建設、およびライフサイクルサービスの提供を行うパイオニアかつ世界的リーダーです。当社は電機、オートメーション、デジタライゼーション、及び環境の総合ソリューションを含めた技術、製品、サービスの一式を提供しており、原材料から完成品まで鉄鋼のあらゆる分野を網羅するだけでなく、非鉄分野でも最新の圧延ソリューションをお届けします。当社は、三菱重工グループの100%出資によるグループ会社で、従業員数は全世界で約7,000人です。詳しくは、下記URLより当社公式ウェブサイトをご覧ください。

公式ウェブサイト:https://www.primetals.com/jp

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石崎 昌典
masafumi.ishizaki@primetals.com

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