インクルーシブな社会の実現に向けた取り組みを実施

2024/10/30  サトーホールディングス 株式会社 

サトーHD、インクルーシブな社会の実現に向けた取り組みを実施

2024年10月30日
サトーホールディングス株式会社

サトーホールディングス株式会社(本社:東京都港区、以下「サトー」)は、さまざまな背景をもつ人が誰でも活躍できる社会の実現をめざし、障がい者の活躍機会の創出を推進しています。その一環として、2024年9月末に都内の高校で行われたインクルーシブ体験プログラムにおいて、サトー従業員が授業スタッフとして参加したことをお知らせします。また、10月末からサトー本社では、特別支援学校の生徒が作る菓子を定期的に販売する取り組みも開始します。

東京都立杉並総合高等学校への授業参加について

東京都の学校では、多様な人が共に支え合う共生社会の実現に向けた取り組みとして、関係機関や企業、NPO等の団体と連携・協働し、障がい者の生涯学習支援体制の構築が進められています。この参画団体のひとつである、特定非営利活動法人ピープルデザイン研究所が9月26日(木)に東京都立杉並総合高等学校でインクルーシブ体験プログラムとして、障がいがあることを一切感じさせない当事者と行う「超福祉ワークショップ」を実施。授業には、車椅子ユーザーの方や視覚・聴覚障がいの方、知的障がいの方がワークショップに参加しました。生徒たちは、彼らの視点で校舎内を行動する場合にどのような困りごとがあるかを考え、校内でのフィールドワークを通じて確認します。さまざまな困りごとを乗り越えて社会で活躍している当事者の姿を学び、障がいや福祉に対するイメージを変え日常生活における意識変容を促すことが目的です。この授業に聴覚障がいをもつサトーの従業員も参加しました。日常の中にある困りごとや伝え方などの違いについてレクチャーし、生徒たちの気づきや学びに対するフィードバックなどを行いました。

サトーホールディングス 国内人財部 人財オペレーショングループ 戸澤実さん

今回、高校生の皆さんと聴覚障がいについて話し合う機会を持てたことは、とても有意義でした。特に、学生の何人かが手話を学んでいる姿に感動しました!
彼らの姿勢から、障がいに対する理解が深まっていることを実感し、未来に希望を感じました。このような場がもっと増え、多くの人々が互いに学び合う機会が広がっていくことを願っています。

私が望むのは、障がいの有無にかかわらず、全ての人が自分の力を発揮できる社会です。そのためには、障がいに対する理解と支援体制を整える事が大切だと思います。今回は特に、コミュニケーションのバリアを取り除くことが重要で、手話通訳士トーマさんのスキルのおかげで学生たちとスムーズに会話できた事が大きな要因です。誰もが自分の個性を尊重され、共に成長し続けられる社会が実現すれば、より豊かな社会を築くことができると信じています。

東京都立江東特別支援学校との取り組み

東京都立江東特別支援学校・職能開発科の生徒が、食品の授業で作ったスコーンを10月31日(木)より、サトーホールディングス田町本社内で販売します。2025年1月末まで毎月1回程度の実施を予定しています。
生徒がサトー本社を訪問し、実際に販売を体験することで、社会参加をしながら働くことへの意欲・関心の向上と社会人としてのマナーなどを学ぶ機会を創出します。同時に、サトー従業員が、障がいの有無にかかわらず個々の能力を発揮できる機会への理解を深め、社会および職場の風土の醸成を推進するものです。

このほか、サトー社内では障がいある方に対応した避難訓練にも取り組んでいます。災害発生時の行動はもとより、サポートをする従業員の対応課題の抽出や解消を目的として行っています。

サトーグループは、このたびの取り組みや多様な機会を通じて、障がい者や子どもたちと社会の未来づくりをめざしています。今後もインクルーシブな社会の実現に向け、挑戦と共創を進めてまいります。

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