2024 年 11 月 15 日
商工中金
西日本最大規模でえのきを生産する株式会社加藤えのきに対し、
ポジティブ・インパクト・ファイナンスでサポート 商工中金は、サステナブルファイナンスなどの取組みを通じ、お客さまのサステナブル経営および持続可能な社会の実現に貢献していきます。
商工中金(宮崎支店)は、株式会社加藤えのき(本社:宮崎県宮崎市、代表者:加藤 修一郎)に対し、サステナブル経営に必要な資金として 1 億円の融資枠を開設しました。本融資については、ポジティブ・インパクト・ファイナンス(※)を適用しています。
同社は、えのき製造・販売を手掛けています。年間の出荷量は約 6,000 トンと西日本最大級で、オートメーション化された工場で培養から製造・梱包まで一貫して生産しています。
今回同社は、ダイバーシティ経営の推進や、缶詰や冷凍加工品等の生産による廃棄の削減等を通じて、一層の成長を図るため、サステナビリティに関する KPI(注)を設定。環境経営を通じて、経営の持続可能性を高め、経済的価値の向上のみならず、社会的価値の向上や働き手の幸せを実現していきます。
(注)同社 KPI 詳細は、商工中金 HP 掲載の
「ポジティブ・インパクト・ファイナンス評価書」をご覧ください。
商工中金は、現地訪問や経営者との対話を通じた綿密な事業性評価を行い、株式会社商工中金経済研究所と連携してインパクト評価を実施。株式会社日本格付研究所(JCR)より第三者意見書を取得し、同社の強みと課題そして目標(KPI)を共有。同社の企業価値向上のために必要な資金をポジティブ・インパクト・ファイナンスにて融資するとともに、目標達成に向けた取組みをサポートし、伴走支援していきます。
商工中金は、持続可能な社会の実現に向けて、中小企業の皆さまのサステナブル経営の取組みを積極的にサポートしてまいります。
【株式会社加藤えのきの概要】
所在地 宮崎県宮崎市高岡町浦之名 4309 番地
代表者 加藤 修一郎
業種 えのき製造・販売
資本金 3,000 万円
従 業 員 数 176 名(2024 年 8 月時点)
設立 1989 年 7 月
【同社製品】
製品の写真があれば挿入
(※)「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」について
ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは、企業活動が環境・社会・経済に対して与えるインパクト(ポジティブな影響・ネガティブな影響)の包括的な分析・評価、サステナビリティに関する目標設定とモニタリング、及び資金供給を通じ、企業の「社会的価値」「働き手の幸せ」「経済的価値」を総合的かつ持続的に高めていくことを企図した「伴走支援型融資」です。
本融資スキームは、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)が公表したポジティブ・インパクト金融原則に準拠しており、商工中金および商工中金経済研究所がインパクト評価書を作成し、セカンドオピニオンとして(株)日本格付研究所より第三者意見書を取得しています。