日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2025」を発表 大賞は、花火師&柔道五輪審判員の二刀流
究極の“複業”をこなし、2つの男性中心社会で女性活躍を切り開く
2024年11月30日
日経BP(本社:東京都港区、社長:井口哲也)が発行する、女性のキャリアとライフスタイルを応援する月刊誌『日経WOMAN』は、各界で目覚ましい活躍を遂げた女性を表彰する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2025」の受賞者9人を決定いたしました。
「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2025」大賞に選ばれたのは、宗家花火 鍵屋 十五代目天野安喜子さん(54歳)です。天野さんは、世界で16人しか選ばれない柔道五輪審判員として北京・東京・パリの3大会に参加。同時に、365年続く花火の「鍵屋」初の女性当主としても全国有数の花火大会を演出・プロデュースしています。日本大学大学院芸術学研究科で「打ち揚げ花火の『印象』実験的研究による考察」の論文で博士号も取得。柔道と花火という2つの男性中心社会に挑み、両方とも本業という究極の「複業」を実現。その実績と社会的インパクトが高く評価され今年の大賞となりました。
「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2025」大賞を受賞した天野安喜子さん
そのほかの今年の受賞者は以下の通りです。(五十音順)
池田未央さん/株式会社アサヒコ 代表取締役
開発した「豆腐バー」が累計約7500万本(24年11月時点)のヒット商品に。豆腐を「植物性プロテイン」としてリブランディングに成功
鎌倉千恵美さん/アガサ株式会社 代表取締役社長
治験文書管理のDX化を推進。国内の医療機関の約46%、製薬企業の約79%利用(24年9月末時点)のトップシェアに
コチュ・オヤさん/株式会社Oyraa(オイラ) 代表取締役社長
通訳者を検索してマッチングし、遠隔で通訳を依頼できるアプリを開発・創業。“言葉の壁”を壊した起業家
佐藤 愛さん/キリンホールディングス株式会社 ヘルスサイエンス事業部 新規事業グループ
電気味覚で塩味やうま味を増強する家庭用「電気の食器」を開発。無理せず減塩をかなえる技術を社会実装
中嶋優子さん/国境なき医師団(MSF)日本会長
パレスチナ・ガザ地区で医療援助に従事。帰国後は証言活動に注力、人道危機への対応を喚起
永岡里菜さん/株式会社おてつたび 代表取締役 CEO
「お手伝い」×「旅」の、地域と人をつなぐ人材マッチングサービスを創業。関係人口の創出につなげた
森川春菜さん/オングリットホールディングス株式会社 代表取締役
「建設業界の人手不足」と「働きたくても働けない人」をつなぐためのシステムを構築。専業主婦からの起業
【日経WOMAN特別賞】
北口榛花さん/JALアスリート社員
パリ五輪「女子やり投げ」で金メダル。「フィールド種目での女子金メダル獲得は難しい」を覆す
「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」は、働く女性のロールモデルを提示し、組織や社会の中に埋もれがちな個人の業績に光を当てる活躍した女性たちを通して時代の変化の矛先をとらえるという趣旨のもと、1999年から毎年実施するアワードで、本年が26回目となります。『日経WOMAN』は、1988年の創刊以来、働く女性をバックアップしてきました。今後も「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を通じ、社会で活躍する女性を表彰することで、時代を担う女性たちを応援していきたいと考えています。なお、2024年12月6日発売の『日経WOMAN』1月号では受賞者紹介と審査結果の詳細を掲載します。
■お問い合わせ先
このリリースの内容に関するお問い合わせは、日経WOMANのお問い合わせフォーム (https://support.nikkeibp.co.jp/app/ask_0101/p/401/)の「お問い合わせタイトル」の欄に「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2025」と記入いただき送信してください。取材のお申し込みは、日経BPのコーポレートサイトお問い合わせページ(https://www.nikkeibp.co.jp/faq/)からお願いいたします。