新潟県「宮大工育成専門学校」の伝統建築を担う人材育成に意匠性チタンで貢献 ~ 卒業制作「金色意匠チタン覆い社」/世界遺産「佐渡金山」記念 ~
2024/12/13
日本製鉄株式会社
日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、新潟県佐渡市内の宮大工育成専門学校のSADO伝統文化と環境福祉の専門学校(NSGグループ、以下、SADO)の次世代の伝統建築を担う人材育成に貢献すべく、2023年に続きSADOの卒業制作に意匠性チタンTranTixxii ® (トランティクシー) を通じて協力しました。
日本製鉄のチタン営業部、及び東日本製鉄所直江津地区(以下、直江津地区)はSADOの教育理念に共感して2022年より同校と交流を開始し、2023年には歴史・伝統文化の担い手である宮大工の育成のため、学生の卒業制作として、当社意匠性チタンTranTixxiiを使用した直江津地区稲荷神社のお社を制作頂きました。
今回の卒業制作はチタン葺きの覆い社で、直江津地区より歴史的資料として人材育成用に贈呈した建築物(旧稲荷神社)を、SADO校内敷地で風雨から守り覆う役割を担います。また、佐渡金山の世界遺産登録を記念し、金色に発色したチタンが採用され、最先端素材の意匠性チタンが古き良き歴史的建造物を守り、未来への継承に貢献すると共に、SADOと日本製鉄の伝統建築の未来への発展に向けた意志を象徴するものになりました。
本案件は、同じ新潟県内で伝統建築の屋根板金を手掛ける株式会社原貞板金工業所(新潟県長岡市)が高い技術で成型し、同社 原社長の実技指導の下、SADOの学生たちが屋根葺き仕上げを実施しており、素材の製造、成型加工から学生たちによる仕上げに至るまで新潟県内一貫で実現することができました。
意匠性チタンTranTixxiiは、耐食性が強く金属素地が腐食しない性質に加え、干渉色による色彩美は紫外線による影響がなく、半永久的に美しさの持続が可能であり、次世代のメンテナンス負荷も軽減します。これに加え、金属イオン溶出がほとんど無く、干渉色による色彩は、塗装/揮発性有機化合物(VOC)が不要であり、環境にやさしい金属です。歴史・伝統文化の継承を、環境との調和と両立し、「時を超えて」貢献します。
日本製鉄は、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した製造プロセスの開発、優れた製品・サービスの提供を通じて社会の発展に貢献して参ります。
<卒業制作 概要>
- 名称 : 2024年度卒業制作「佐渡金山世界遺産記念・金色意匠チタン覆い社」
- 完工 : 2024年11月27日(水)
- 制作 : SADO伝統建築と環境福祉の専門学校(NSGグループ)(新潟県佐渡市)
- 協力 : 株式会社原貞板金工業所(新潟県長岡市)
- 構造 : 木造、TranTixxii金色チタン葺き、金色チタン釘使用
<参考1> SADO伝統文化と環境福祉の専門学校(NSGグループ)
- 名称 : SADO伝統文化と環境福祉の専門学校(NSGグループ)
- 住所・創立 : 新潟県佐渡市千種丙202番地1 (2008年)
- 学生数 : 55人 (内、男性45人、女性10人)
- 学科 : 伝統建築学科、建築士技能士養成学科、建築専科、公務員学科
まちづくり・観光ビジネス学科、ITエンジニア学科を有する総合専門学校
<参考2> 株式会社原貞板金工業所
- 会社概要 : 株式会社原貞板金工業所
- 住所・創立 : 新潟県長岡市栃尾表町3-18 (1904年)
- 代表者 : 原 親正
<参考3>旧稲荷神社
- 正式名称 :日本製鉄所/東日本製鉄所/直江津地区 旧稲荷神社
- 概要 :1938年/京都伏見稲荷神社の分神を得て、直江津地区構内に設置。当時の新潟地場宮大工による総檜造り・ステンレス屋根葺きを特徴とし、歴史的な価値のある建造物。2023年に宮大工育成教材として当社からSADOへ寄贈。
「2024年度卒業制作「金色意匠チタン覆い社」/ 世界遺産「佐渡金山」記念
「制作の様子(原貞板金工業/原社長実技指導)
▼日本製鉄のデザイニングメタル,ホームページ
https://www.nipponsteel.com/product/use/design/
▼日本製鉄の意匠性チタンTranTixxii,ホームページ
https://www.nipponsteel.com/product/trantixxii/
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プレスリリースに関するお問い合わせ:
https://www.nipponsteel.com/contact/
チタン営業部 自動車・建材室 : 電話:03-6867-5611
東日本製鉄所総務部直江津総務室 : 電話:025-544-6611
新潟支店 鋼材室 : 電話:025-246-3111
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