2024年12月16日
株式会社ユビキタスAI
Android機器の起動時間を短縮するUbiquitous QuickBoot(TM)、ユーザー利便性を向上する新運用モードを提供開始―高速起動とユーザーの使いやすさを最適化する二つの運用モードを追加―
ユビキタスAIの独自技術による、Linux/Androidの起動時間を短縮する高速起動ソリューション「Ubiquitous QuickBoot」のAndroid向けアドオンパッケージ最新版「Android Pack Release 3.0」を、2024年12月中旬より提供開始します。
Android Packは、Ubiquitous QuickBootをAndroid搭載機器に実装した際にAndroidの持つ機能を損なうことなくパッケージ単位でのインストール、アップデート、および削除を可能にする独自技術「Androidスタティックモード・プラス」を搭載した、QuickBootのアドオンパッケージです。この技術により、機器の利便性を損なうことなく起動時間を短縮した機器を開発できます。
Android Pack Release 3.0では、この「Androidスタティックモード・プラス」に新たな運用モードが追加され、設定値や状態の反映方法が強化されました。この新運用モードにより、機器の使いやすさを損なうことなく、高速起動を実現します。
Ubiquitous QuickBootの利用イメージ
今回のAndroid Pack Release 3.0の機能強化では、Androidスタティックモード・プラスの従来のNormalモードに加えて、新たにSupportモードを追加。これにより、Androidやアプリケーションで管理されている設定値および状態が自動で反映されるようになりました。
これまでのNormalモードでは、QuickBoot起動後に変更されたAndroidアプリケーションで管理している設定値や状態は、Android Packに同梱されているサンプルコードを参考に、開発者が手動で反映処理を追加する必要がありました。しかし、新たに追加されたSupportモードを選択することで、この処理が自動化され、開発者にとっては開発工数が削減でき、また幅広いアプリケーションでQuickBootの導入が可能となります。
Normalモード
組込みに特化し、起動時間の短縮を重視したAndroid機器に最適なモード
- メリット:細かな設定が可能で、最速の起動時間を実現
- デメリット:設定値や状態の反映が個別に必要
Supportモード
Androidタブレットのような快適な起動速度と、ユーザーの使いやすさを両立したいアプリケーションに最適
- メリット:すべての設定値や状態が自動で反映され、ユーザー側での細かな設定が不要
- デメリット:Normalモードに比べて起動速度がやや遅くなる
Android Pack Release 3.0に含まれる内容
- Androidスタティックモード・プラスの起動モード
- NormalモードとSupportモードをサポートするソフトウェア、パッチ、ドキュメント
- 対応バージョン:Android 9/10/12/13(その他バージョンも順次サポート予定)
Ubiquitous QuickBootの高速起動デモ動画や、オンデマンドウェビナーなど、詳しい製品情報は製品ページをご覧ください。
Ubiquitous QuickBoot 製品ページ