アーバンネット御堂筋ビル
西日本エリア賃貸ビル初の
「WELL認証(WELL Core)」
ゴールドランクを取得
2024年12月19日NTT都市開発株式会社
NTT都市開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 池田 康)は、2024年1月に竣工した「アーバンネット御堂筋ビル(大阪市中央区淡路町四丁目2番13号)」(以下「本物件」)において「WELL Building Standard(TM)(以下「WELL認証」※1)」における「WELL Core ゴールド」ランクを取得しましたので、お知らせいたします。
北東側 外観
撮影:Forward Stroke inc.「WELL認証」取得認定書
「WELL認証」は、建物の環境性能だけでなく、建物利用者の健康とウェルネスを高める空間づくりを評価する世界基準の認証制度です。
本物件は西日本エリア※2の賃貸ビルとしてWELL認証における「WELL Core」を取得した初の事例となり、「自然を感じる心地良い共用部空間の創出」や「ワーカーの健康的なライフスタイルのサポート」などが高く評価されました。
また、本物件入居企業が自社専有部でのWELL認証を取得する際、一部評価項目の審査免除や審査費用が割引となることから、本物件での認証取得は入居テナント様の企業価値向上へも寄与します。
当社は、本物件を先駆的事例とし、引き続き企業の健康経営やWell-beingな働き方への変革に積極的に取り組んでまいります。
WELL認証は、人々の健康・ウェルネスに焦点を当て、建物・街区の室内環境・サービスを評価する国際的な性能評価システムで、アメリカの公益企業であるIWBI(International WELL Building Institute)により運営されています。「空気」「水」「食物」「光」「運動」「温熱環境」「音」「材料」「こころ」「コミュニティ」の10個の観点から評価され、総合点により、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4種類にランク分けされます。
また、「WELL Core」とは、WELL認証のなかで賃貸ビル(事務所や店舗を主な用途とし、賃貸する目的で建てられたビル)の共用部分が主な対象となるものです。
- 「西日本エリア」は近畿地方以西を示しています。
WELL認証機関IWBI(International WELL Building Institute)によるコメント
President & CEO, Rachel Hodgdon 氏
NTT都市開発がESG(環境・社会・ガバナンス)の「社会」の側面に注力し、オフィスワーカーの健康・福祉・生産性の向上に向け科学的根拠に基づく戦略に投資している姿勢を高く評価します。WELL 認証のゴールドランクの取得は、こうした分野での卓越した取り組みをさらに際立たせるものです。このようなリーダーシップを示していただけることをうれしく思います。
Vice President, Asia Pacific, Jack Noonan 氏
アジア太平洋地域においてWELL認証が普及拡大を続けている中、NTT都市開発はこの成長を支える重要な存在です。健康と働きやすさを追求したオフィス開発に対するNTT都市開発の取り組みは、オフィスワーカーとビジネスの双方に大きな成果をもたらすでしょう。おめでとうございます。
本物件における建物利用者のWell-beingに対する取り組み
<自然を感じる心地良い共用部空間の創出>
入居テナント様専用の共用部では、外気に触れ、眺望を楽しみながらワーカー同士がコミュニケーションを取ることができるほか、軽い作業や休息、気分転換に利用することも可能です。また建物内でも自然素材やグリーンを豊富に取り入れることで、ワーカーの感性や創造力を刺激する、心地良い空間を創出しています。
① ラウンジ(11階)
ラウンジではさまざまな座席や個人ブースを整備しABWをサポートするとともに、多くの植栽を室内に設けることで働きながらも緑を感じることができます。また生体リズムに合わせた照明の制御、ライブラリーやアプリによるWell-beingに関する情報提供などを通じて、日常生活の中で健康に対する関心を高め、健康的なライフスタイルの実現を後押しします。
11階 ラウンジ(入居者専用)
撮影:Nacasa&Partners11階 テラス(入居者専用)
撮影:Forward Stroke inc.