令和6年度「体験の機会の場」と連携した教職員等環境教育リーダー養成研修の開催 ~「ヤゴの住み場所から考える生物多様性」-ネイチャーポジティブには何が必要かー~

2024/12/20  環境省  

2024年12月20日
  • 総合政策

令和6年度「体験の機会の場」と連携した教職員等環境教育リーダー養成研修の開催 ~「ヤゴの住み場所から考える生物多様性」-ネイチャーポジティブには何が必要かー~

環境省は、学校教職員のほか、行政関係者、民間企業、NPO/NGO、大学生・大学院生等の環境教育や体験活動、地域づくりに関心のある方を対象に、「体験の機会の場」に認定されている、いまり「こまなきの里山」(運営:朝日テクノ株式会社)と連携した研修を令和7年1月26日(日)に佐賀県伊万里市で開催します。

1.研修の目的

環境省は、文部科学省の協力の下、持続可能な社会の構築を目指して、教職員等を対象とした「令和6年度教職員等環境教育・学習リーダー養成研修」を実施しています。
その一環として「体験の機会の場」※1に認定されている、いまり「こまなきの里山」(運営:朝日テクノ株式会社※2)と連携し、「ヤゴの住み場所から考える生物多様性」と題し、ネイチャーポジティブをテーマとした研修を実施します。
本研修では、ビオトープでのヤゴの採集・分類を実施する体験プログラムと、参加者それぞれの企業・学校等に置き換えた体験プログラムを検討するグループワーク等を通じて、効果的な環境教育プログラムを企画、実践することができるリーダー人材を育成するための研修を行います。
また、同時に、本研修は環境教育や体験活動、地域づくりに関心のある多様な参加者を対象としており、持続可能な社会づくりに関心を持つ参加者間の交流、ネットワークの構築につながることを目的として実施します。

※1 体験の機会の場について
環境教育等促進法第20 条に基づき、民間の土地・建物の所有者等がその土地・建物を自然体験活動等の体験活動の場として提供する場合に、申請に基づき、都道府県知事・指定都市等の認定を受けた体験活動の場です。
認定に当たっては、安全確保や実施体制に関することなどが要件となっており、環境教育の質の高さを担保するとともに、安心して参加できる体験活動の機会の提供につながっています。現在、本施設を含め全国35箇所の場が認定を受けています。

※2 朝日テクノ株式会社について
昭和60年に佐賀市に設立され、現在は、建設コンサルタント、自然環境コンサルタント、公共測量、各種調査・防災、GIS関連などの業務を行う、建設総合コンサルタントです。
同社が運営する、いまり「こまなきの里山」は、「森で遊び、生物と触れ合う機会や参加者同士のコミュニケーションを通じて、自然と共生する感性や知恵、工夫を体感する体験の機会を提供する」をコンセプトとする自然体験施設です。小中学生とその保護者を対象とし、年間を通じて、様々なプログラムのイベントを開催しています。
2020年10月には佐賀県内で初となる「体験の機会の場」に認定されました。

【参考】
発表済みの令和6年度教職員等環境教育・学習リーダー養成研修については、以下のとおりです。
・ 令和6年度教職員等環境教育リーダー養成研修の開催について(令和6年6月24日付け環境省報道発表)
https://www.env.go.jp/press/press_03353.html

2.日程・会場等

日 程:令和7年1月26日(日) 09:30~16:00(予定)
会 場:いまり「こまなきの里山」・駒鳴公民館
(佐賀県伊万里市大川町駒鳴2580)
主 催:環境省
協 力:文部科学省、「体験の機会の場」研究機構※3
運営協力:朝日テクノ株式会社

※3 「体験の機会の場」研究機構について
都道府県知事等から「体験の機会の場」の認定を受けた事業者が、民間の立場から、体験プログラム等の更なる充実を図るために設立した任意団体で16団体が加盟。

3.主な内容(予定)

・体験学習「ビオトープでのヤゴの採集」
・グループワーク「ヤゴの分類、体験プログラム案の検討・振り返り」
・講義「学校とつながるワンポイントアドバイス」(石田 好広氏: 目白大学 人間学部児童教育学科 教授)

など

(体験活動及び里山の様子 写真提供:朝日テクノ株式会社)

4.申込方法等

対 象: 環境教育や体験活動、地域づくりに関心のある方
(学校教職員のほか、行政関係者、民間企業やNPO/NGOのスタッフ、大学生等)
申込方法: 研修公式サイト内の各コース「お申込みフォーム」に必要事項を記入の上、送信ください。
定員(25名)に達した場合は、募集を締め切ります。
公式サイト:https://www.jeef.or.jp/activities/esd_teacher/
申込フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfIKIKk5w6lb1tZFEVZZgvjMTrrQF6OWrk3L19S7dZ4Srwzfg/viewform
参加費:無料(ただし、交通費、宿泊代、昼食代は自己負担となります。)
アクセス:① 無料送迎バス
往路: JR 佐賀駅前 08:15 出発⇒いまりこまなきの里山 09:30到着予定
復路: いまりこまなきの里山 16:10 出発⇒JR 武雄温泉駅前 16:50 到着予定
② マイカー利用
※ スマートムーブを推奨しておりますので、①を御検討ください。

【研修に関してのお問合せ】
公益社団法人日本環境教育フォーラム(研修運営事務局)内
担当:金久保・中地
URL:https://www.jeef.or.jp/activities/esd_teacher/
MAIL:esd-kensyu@jeef.or.jp
TEL:03-5834-2897

連絡先

環境省大臣官房総合政策課環境教育推進室

代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8231
室長
黒部 一隆
室長補佐
長岡 千恵
係長
丹野 雄太
担当
池田 征広