産業物流向け自動運転ソリューションを提供するEmbotech社に出資

産業物流向け自動運転ソリューションを提供するEmbotech社に出資

2024年12月20日

• 事業
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ナブテスコ株式会社（本社：東京都千代田区、社長：木村和正）は、コーポレート・ベンチャー・キャピタルとして設立した Nabtesco Technology Ventures L.P. (Managing Partner：練馬 洋）を通じて、産業物流向けの自動運転ソリューションを提供するスイスのEmbotech社に出資したことをお知らせします。

Embotech社は完成車物流向けのAVM^*（自動車両誘導システム）ソリューションと、港湾およびヤード物流向けのATT^*(自動ターミナルトラック)ソリューションを提供するスタートアップ企業です。

今日の物流業界は、世界的にドライバー不足が深刻化していることに加え、脱炭素化に向けた活動も必要となり、これらの課題に対し、Embotech社は独自の高精度自動運転ソリューションを提供することで、物流業界の課題解決や効率化に取り組んでいます。

AVMはBMWと長期契約を締結し、自動車の生産工程での車両の工場間移動における自動誘導運転を実現しています。また、ATTはヨーロッパ最大の港湾で複雑な混合交通状況での自動運転の実証試験に成功し、今後の大規模な展開に向けて準備を進めています。Embotech社はAVMとATTでの共通のテクノロジーと安全プロセスを活用し、高度なモーションコントロールアルゴリズムと最適化ソフトウェアにより、自動化ソリューション市場をリードしています。

当社は今回の投資を通じ、Embotech社が持つ最新技術と当社のモーションコントロール技術を組み合わせることで、自動車産業をはじめとするスマートオートメーション関連の画期的な新製品・サービスの提供による社会課題の解決を目指してまいります。

^*AVM: Automated Vehicle Marshalling, ATT: Automated Terminal Tractors

【Embotech社の概要】

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■ナブテスコ株式会社について？https://www.nabtesco.com/

2003年に帝人製機株式会社と株式会社ナブコの統合により誕生。独創的なモーションコントロール技術で、生産現場の自動化や陸海空の安全・安心・快適な移動を支える機械コンポーネントメーカー。CVC活動によるスタートアップとの共同開発等の共創を積極的に進めている