京都大学と、理工学への興味促進メカニズムに関する共同研究をスタート
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2024/12/25
株式会社村田製作所
代表取締役社長 中島 規巨
株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、国立大学法人京都大学大学院エネルギー科学研究科(以下、「京都大学大学院エネルギー科学研究科」)と、女子を対象とした理工学への興味促進メカニズムに関する共同研究を開始しました。
共同研究の概要
研究題目 | 女子を対象とした理工学への興味促進メカニズムに関する研究 |
研究目的 | 女子の理工学への興味を促すメカニズムを反映したSTEAM教育*1 ワークショップ(以下、「WS」)の設計、及びWS機会の提供を通じて、女子が理工学に興味を持つきっかけをつくり、理工学分野に進学する女子の比率向上を目指すこと。 |
研究概要 | ① WS受講者のアンケートの実施・分析 ② 女子の理工学への興味促進メカニズムの考察 ③ 考察結果を反映したWSの改善・開発 |
役割分担 | 京都大学大学院エネルギー科学研究科 | WS実施、WS改善・開発、学術的支援、研究成果の公表等 |
当社 | WS実施・支援・実践フィールド提供、WS改善・開発等 |
*1 STEAM教育・・・Science、Technology、Engineering、Liberal Arts、Mathematicsの5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えたもの
テクノロジーの進化に伴い、ITやデータ処理のスキルといった理工学の学びの重要性が高まっています。しかしながら、日本の理工学の分野に進学する女子の割合は、理学分野が30.2%、工学分野が15.2%*2と低く、理工学の分野で活躍する女子の育成が課題になっています。この課題に対し、京都大学大学院エネルギー科学研究科では女子の理工学への興味を促進するWS設計のための心理モデルの構築*3などの研究を行っています。
当社は、エレクトロニクス業界をリードするモノづくり企業として、未来を担う子どもたちに科学技術の魅力を伝え、将来イノベーションを起こす人材を育成するためのSTEAM教育活動に2006年から取り組んでいます。そしてこのたび、京都大学大学院エネルギー科学研究科とともに、女子が理工学に興味を持つきっかけとなるWSの改善・開発を開始し、理工学分野に進学する女子の比率向上を目指します。
*2 令和3年度 内閣府委託調査
*3 情報処理学会第86 回全国大会 大会優秀賞受賞
当社は今後も、STEAM教育活動を通じ、未来を担う人材育成に貢献いたします。
ムラタについて
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。
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