諫早農業高校、長崎工業高校 教育長への全国大会結果報告会

日本学校農業クラブ全国大会で最優秀賞（文部科学大臣賞）を受賞した諫早農業高校の生徒と若年者ものづくり競技大会・高校生ものづくりコンテスト全国大会で金賞・優勝（厚生労働大臣賞）を受賞した長崎工業高校の生徒が教育長に受賞報告をしますのでお知らせいたします。

1 日時

令和7年1月9日（木曜日）16:00から16:45

2 場所

？県庁行政棟7階 教育委員会室

3 訪問者

諫早農業高等学校（生徒3名 教職員2名）

長崎工業高等学校（生徒3名 教職員3名）

4 進行要領

（1） 受賞内容の説明
（2） 教育長あいさつ
（3） 歓談 ※ 閉会後、記念撮影

5 対応者

前川謙介 教育長

6 概要

○諫早農業高校
生物工学部（下川恋々菜 他9名）
プロジェクト発表 分野2類 最優秀賞及び文部科学大臣賞
テーマ「放置竹林を地域農産物へ活用 -竹の資源化と地域農業活性の一石二鳥プロジェクト-」

放置された農地に侵入した竹を伐採し、竹パウダーに加工して農地に添加すると、長崎県の特産物である馬鈴薯に発生する「そうか病」の抑制に効果があることを発見した。
この竹パウダーを長崎県の馬鈴薯栽培に導入すると約18億円の経費削減、放置竹林面積約3300haの削減に繋がることが試算され、竹の伐採で農地の保全と馬鈴薯の生産性向上に繋がる一石二鳥となる研究活動が評価された。

○長崎工業高校
若年者ものづくり競技大会
機械製図（CAD） 金賞・厚生労働大臣賞 長崎工業 機械科3年 佐舖 真斗
電子回路組立て 金賞・厚生労働大臣賞 長崎工業 情報技術科3年 稲形 将也

職業能力開発施設や工業高校等において、技能を習得中である原則20歳以下の企業に就業していない若年者を対象にした競技大会で、機械製図（CAD）や電子回路組立て、木材加工等の15職種の競技種目において技能を競う全国大会。今回は15職種に354名が出場。本県からは6部門に8名が出場し、3名が入賞。

高校生ものづくりコンテスト全国大会？
電子回路組立 優勝・厚生労働大臣賞 長崎工業 情報技術科2年 道脇 将矢

全国大会は11月に開催され、電子回路組立部門は福島県立平工業高等学校を会場として実施された。県大会、九州大会で優勝し、九州ブロック代表として出場し、電子基板にモータやセンサなどを「はんだ付け」して課題システムを製作し、それを制御するプログラムを作成した。全国9ブロック及び開催地枠の代表10名が出場した。

7 主な活動実績

諫早農業高校（生物工学部）
・令和5年度 脱炭素チャレンジカップ2023
「フードロスニュートラルで目指す環境保護活動」 文部科学大臣賞

・第21回農業高等学校生意見文全国コンクール （令和6年2月）
「茶碗一杯分の想いから始まる私のサスティナブル農業」 最優秀賞（全国1位）

・第11回食品産業もったいない大賞 (令和6年2月)
「フードロスニュートラル活動で食品ロスから次の食品へ！」 農林水産大臣賞 （全国1位）
全国の食品関係企業・大学・高校生が参加。有名食品企業を抑えての高校生の最高賞
(農林水産大臣賞)受賞は全国2例目

長崎工業高校
・若年者ものづくり競技大会
2部門（機械製図（CAD）、電子回路組立て）金賞、1部門（ウェブデザイン）銅賞
機械製図（CAD）で金賞を受賞した佐舖さんは2年連続金賞受賞
電子回路組立てで金賞を受賞した稲形さんは昨年度高校生ものづくりコンテスト全国大会で優勝
本県の工業高校生は過去において、28名が金賞を受賞

・高校生ものづくりコンテスト全国大会
本県生徒の優勝は今回で通算11回目（うち長崎工業7回）
電子回路組立は長崎工業高校生が3年連続優勝
長崎工業高校生の本大会までの大会入賞者は、通算27人で、全国1位の実績