2024年12月26日 | お知らせ 中国・蘇州の分析計測機器の新工場開所式を開催
中国における国産品の需要拡大に対応
島津製作所の中国子会社の島津儀器(蘇州)有限公司(SSM)は、江蘇省蘇州市に第四期工場を建設し、12月18日に開所式を行いました。新工場は液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)やガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)を含む多数の分析計測機器を生産します。新工場の稼働により、建屋面積は従来比2.2倍、製造能力は同2.4倍となりました。
SSMは、主に当社が中国で販売する分析計測機器の工場で、1998年に価格競争力を持つ製品の生産拠点として設立されました。従来は中級機種のLC-MSや液体クロマトグラフ(LC)、紫外可視分光光度計(UV)などを製造してきましたが、第四期工場の稼働と合わせて、2023年9月からは中国国産優遇策の対応としてLC-MS、GC-MS、ガスクロマトグラフ(GC)、エネルギー分散型蛍光X線分析装置(EDX)などの上位機種の製造を本格的に開始しました。新工場では、部品の入出庫や製品の調整検査を自動化する設備や温度・湿度など生産環境の安定化機構を取り入れるとともに、太陽光発電設備も設置し、CO2排出量の削減にも取り組みます。
島津製作所は、中期経営計画において「グローバル製造の拡大」を掲げており、このたびの生産拠点の開所もこの一環です。
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