2025年1月6日
2025年 社長年頭挨拶(要約)
日本軽金属ホールディングス株式会社
代表取締役社長 岡本一郎
新年、あけましておめでとうございます。ご安全に、そして、ご健康に。
毎年冒頭で安全と健康の話をします。それは、皆さん一人ひとりの安全と健康をしっかり守ることが、皆さん、そしてご家族の幸せにつながり、ひいてはグループ全体の活力の源になると確信するからです。時に厳しく、時にやさしく、お互いにお互いの問題を隠すことなく明確に指摘し、そしてあるべき姿に正していく。真心のこもった指導は必ず人の心に響きます。この取組みに、年次や年齢は関係ありません。今年も一人ひとりが「安全と健康がすべてに優先する」を心がけて、日々を過ごしていきましょう。
昨年は、自然の猛威を思い知らされる年でした。令和6年能登半島地震、豪雨災害により被災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
さて、昨年の挨拶で、私は「今年は改革を断行していく年にする」と宣言しました。今年はさらに加速させたく思います。品質問題で見つかったたくさんの改善ポイント、この期間で培ったグループ一致団結の心、そして当社創立以来積み重ねてきた長い経験に裏打ちされた進取の気性、あらゆる困難にへこたれず立ち向かっていく強い気持ち、これらを一気に注ぎ込み、当社グループを新たな成長軌道に乗せる、これが「改革」の主旨です。
今までの80を超える事業主体が自己の生存をかけて自分の小さな領域で頑張ってきた体制から、8つの事業グループ・8つの機能組織に変え、経営の執行権限の拡大と責任の明確化を果たすことで大きく動き出します。また、昨年10月31日に発表した東洋アルミニウムとUACJ製箔の統合の中止により、東洋アルミニウムは当社グループの一員、100%子会社として、箔事業グループの事業価値向上を目指し活動を続けていきます。
「改革」は、昨年5月に骨子を公表し、7月より実際の活動に入りました。まだまだ緒に就いたばかりです。当社グループにかかわるすべての人の熱意をもって、あらゆる障壁をぶち破りながら前に進んでいきましょう。私たちには必ずできます。
ただ、覚えていてください。「改革」は決して一人ではできません。また、一部の熱を持った人たちだけでもできません。皆がともに悩み、ともに喜び、ともに高みを目指す、心に灯った熱い火を高く掲げ、一人でできることは小さくとも仲間とともに一歩一歩着実に前に進んでいきましょう。
本年は 「改革」を断行することで、未来に向かって成長していく日本軽金属グループの姿を確固たるものとしていく年です。
今までの常識の延長線上に私たちの未来はありません。「チーム日軽金として異次元の素材メーカーへ」新しい挑戦を恐れず、ともに果敢に立ち向かっていきましょう。
ありがとうございました。ご安全に、そしてご健康に。
以 上
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