日インドネシア防衛相会談について

2025/01/07  防衛省 

日インドネシア防衛相会談について

2025年1月7日
防衛省
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令和7年1月7日10時(現地時間)から約90分間、中谷防衛大臣とシャフリィ・インドネシア国防大臣との会談が行われたところ、概要次のとおり。

  1. 冒頭、両大臣は、日インドネシア両国の関係が一昨年には「包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げされるなど近年急速に発展しており、その中で防衛協力が着実に強化されていることを歓迎した。
  2. 両大臣は、防衛当局間での閣僚級を含むハイレベルの協力と意思疎通について、双方の努力によって更に強化していくことで一致した。
  3. 両大臣は、「スーパー・ガルーダ・シールド」や「コモド」などの多国間の共同演習や、人道支援・災害救援等の分野の協力事業を通じて、部隊間の連携を引き続き強化していくことを確認した。
  4. 両大臣は、これまでの防衛大学校等への留学生の受入れをはじめとする教育交流の成果を確認するとともに、笹川平和財団が主催する佐官級交流事業の開始を歓迎し、次世代を担う人材の更なる交流を進展させることを確認した。
  5. 両大臣は、防衛装備・技術協力を含む両国の海洋安全保障について防衛実務者間の協議を立ち上げることで一致した。
  6. 両大臣は、AOIP(インド太平洋に関するASEANアウトルック)を具体化するモデルケースとして、昨年12月に日インドネシア両国が共同議長を務めた「海洋協力及び連結性会議(MCCC)」の成功を歓迎し、今後も一層、ASEANの枠組での協力を進展させることの重要性について議論した。
  7. 中谷大臣から最近の我が国周辺における軍事活動の状況に重大な懸念を表明するとともに、両大臣は、東シナ海及び南シナ海を含む地域情勢について意見交換を実施した。