202 5 年 1 月 6 日
株式会社三井住友フィナンシャルグループ
三井住友フィナンシャルグループ 執行役社長 グループCEO 年頭メッセージ要旨
本日、三井住友フィナンシャルグループ(以下、当社グループを総称して「SMBC グループ」) 執行役社長 グループ CEO 中島 達は、グループ会社の役職員に対して以下の趣旨のメッセージを送ったのでお知らせいたします。
【要 旨】
私が社長に就任してから 1 年が経った。幸い、グループ運営は順調であり、良い流れを維持・ 拡大できている。皆には、それぞれの持ち場で業務に邁進してもらった。2025年もグループ一丸となって進んでいきたい。
新年を迎えるにあたって、最近私の心に残ったエピソードを2点申し上げる。
1 点目は、「感謝の気持ちの大切さ」を示すエピソード。昨年夏のパリ 2024 オリンピック・ パラリンピックで強く印象に残った選手が二人いた。車いすテニスで日本勢初の二冠を達成した 三井住友銀行所属の上地結衣さんと、スケートボードで連覇を果たした三井住友 DS アセット マネジメント所属の堀米雄斗さんである。偉業を成し遂げた二人が、大会後のインタビューで、 家族やチーム、ファン等、周りの人々への感謝を何度も口にされていた姿が非常に印象的であった。
スポーツとビジネスではフィールドが異なるが、皆が日々業務に邁進できているのも、家族や友人、SMBC グループの仲間をはじめ、周りの支えがあるからではないだろうか。一年の始まりは、公私 ともに皆の頑張りを支える方々に思いを巡らせる良い機会。私自身も周りの方々への感謝の気持ちを大切にし、それを日々の活力に変えていきたい。
2 点目は、「金融の仕事の本質」を表すエピソード。昨年8月、脚本家の倉本聰氏と対談した際、倉本氏脚本のドラマ『北の国から』のワンシーンである「泥のついた一万円札」の話になった。 親元を離れて東京へ旅立つ主人公の青年が、父の用意した 1 万円札に付いていた泥を見て、親の 苦労と深い愛情を知り、思わず涙するシーンである。私達が日々の業務で取り扱うお金にも、裏側にはお客さまそれぞれの「物語」がある。「どのような思いで貯めてこられたお金なのか」「その お金をどのように使いたいとお考えなのか」、お客さまとのやり取りの中から、その背景にある 「物語」にまで深く意識を向け、金額だけでは決して測ることのできない、お客さまにとっての 「かけがえのない価値」を生み出していく。それが、SMBCグループが営む金融の仕事の本質である。
そして、皆が生み出した価値の集積が、SMBCグループに対する「信頼」へと繋がっていく。
本年も、SMBC グループの役職員一人ひとりが、感謝の気持ちを胸に、自信と誇りを持って、 お客さまのため、そして、社会のために力を尽くし、「最高の信頼」を築き上げていこう。
以 上